大塚家具の増資引受先、直後に株式を大量売却=保有割合半分以下に
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3/4に米系機関投資家Eastmore社が取得した株式は、2/15の取締役会で発行決議されたものですが、改めて当時のプレスリリースを確認すると、同社の保有方針は「純投資であり、市場動向を勘案して売却する方針」と書かれているため、売却自体は問題ないものの、3/4に取得して3/6に売却というのは凄まじい早さですね。
ちなみに、上述のプレスリリースによると、発行価額は、過去半年間(2018/8/15〜2019/2/14)の終値平均に10%のディスカウントを行なって算出した、とのこと。リスク企業なので割当先からディスカウントを求められたようですが、10%の妥当性には議論の余地がありそう。
さて。余計なお世話ですが、大量保有報告書からEastmore社のキャピタルゲインを算出してみたいと思います。(ホントに余計なお世話です)
※ 市場内売却の株価は不明のため、同日終値で算出
3/4取得 6,890,000株 19.9億円(@290.11円)
3/6売却(市場内) 776,800株 2.7億円(@351円)
3/6売却(市場外) 1,410,100株 4.9億円(@351円)
3/6売却(市場外) 1,276,000株 4.1億円(@328円)
3/7売却(市場内) 300,300株 0.9億円(@333円)
3/8売却(市場内) 112,100株 0.3億円(@328円)
3/11売却(市場内) 159,500株 0.5億円(@333円)
3/12売却(市場内) 193,700株 0.6億円(@333円)
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売却合計 4,228,500株 14.4億円
取得原価 4,228,500株 12.2億円(@290.11円)
→ たった9日で2.2億円のキャピタルゲインだったようですこういうところ・やりかたでないと資金を確保できなかったというのがリアルなところだと思う。
https://newspicks.com/news/3676604「ケイマン諸島」に本社があるファンドを引き受け先として増資をするという時点でこの結果が分からなかったとしたらあまりに甘ちゃんだし、分かっていてやったのなら既存の株主をあまりにバカにしてますよね。株価が下がるのは目に見えてるし。
しかし、こうでもしないと経営が成り立たないという状況なのかもしれませんが。