日経平均は小幅続伸、半導体関連が買われる 円高は重荷
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日経平均株価は18円高となっています。
米国株は水曜のFOMCで年内利上げ見送りが示され下落、木曜はそれ以上に反発しましたが、為替が110円後半への円高だったこともあり、今朝の東京市場は悩ましい朝でした。
半導体関連高から朝高、104円高の寄り付き天井の後はすぐ失速する展開となりました。
認知症薬治験中止のエーザイがS安ウリ気配、長期金利低下から銀行が軟調だったことで、全体としては高安マチマチで方向感に乏しかったと云えます。
尤も3月期末の権利取りの動きも続き、下値も限定的で、215、600円で底堅くもみあい、最後は小高く引けています。
個人投資家は優待獲り祭りの様相です(売残増の主因)。
週を通せば176円高で続伸、米中交渉難航観測、FOMCはサプライズの年内利上げ見送り、ブレグジット期限は一先ず来月以降へ延期となりましたが、期末の権利取りで底堅く推移しました。
来週は月末期末年度末、火曜日が権利付き最終売買日で水曜が落ち日、配当分の再投資が注目され易く、月末は経済統計もラッシュです。
テクニカル的には木曜28日に「雲のねじれ」発生見込みです。
米中ハイレベル貿易協議もあり、気の揉める期末になりそうです。日経平均+0.09%、TOPIX+0.17%、マザーズ-0.24%、REIT-0.01%。
水曜日のFOMCの利上げ延期を受けて円高は進んでいたが、米株は水・木ではプラスだったなかでの休み明けの今日。寄り付きプラス、マイナスにいったが、最後はギリギリプラス。業種別にはプラスが石油石炭+2.17%、鉱業+1.82%、海運+1.39%、その他金融+1.10%、機械+1.08%。マイナスは医薬品-3.00%、水産農林-0.50%、保険-0.44%、銀行-0.35%、証券-0.30%。業種的には悪くない感じ。
個別では半導体製造装置が強くアドバン+6.18%、TEL+5.19%、SCREEN+3.18%(ただ米国で半導体株が上がっているのは、どちらかというと費用削減で、決して装置にはいい話ではないと思うのだが…)。マイナスはエーザイがストップ安-16.55%(ADRでは3割ほど下がっていたと思うので、月曜日も大幅な下落が続くだろう)、ソニー-4.89%(ゲームの競争激化?)。
今週もお疲れさまでした!日経平均株価、TOPIXともに続伸。とはいえ、今週は小動きに終始。緩やかな上昇が見られるといっても、水準としては横ばい圏から抜け出せず。事前にはFOMC通過で方向感が出ると読む向きもありましたが、祝日で休場を挟んだことで、結果として値が固まったといったところですね。はっきりしないですが、崩れなかったくらいで御の字でしょう。今週もお疲れ様でした!