日本の幸福度58位に低下=首位は2年連続フィンランド-国連報告書
コメント
注目のコメント
このサーベイの「読み方」は日本ではやや誤解されていると思う。
そもそも、これは各国で現在の生活の満足度を「0~10」で答えたもの(つまり主観的なもの)であり、その結果を回帰分析で①1人当たりの国内総生産(GDP)②社会的支援の充実ぶり③健康寿命④人生の選択の自由度⑤寛容さ⑥社会の腐敗の少なさ、の6項目を用いて分析を加えているのである。(当然に残差も大きい)
朝日新聞(https://www.asahi.com/articles/ASM3N5HPDM3NUHBI01Q.html)が正確に伝えている一方、日テレ24は、まったくの誤解をしている。http://www.news24.jp/articles/2019/03/21/10423051.html
誤解しているメディアでこれを読んでしまうと、このサーベイが客観的な指標を何らかのウェイト付けを経て数値化したものだと思いこんでしまう。これは大きな誤解である。
私は、日本と並んで韓国(54位)、中国(93位)、香港(76位)、ベトナム(94位)、タイ(52位)、インド(140位)なども軒並み下位にランキングされていることに注目したい。
このサーベイは、各国国民が「あなたは幸せか?」と聞かれたら「どう答えがちか?」という精神性のバイアスが掛かるのだと思う。
日本が西欧諸国(とくに北欧)に比べて下位で情けないという見解が毎年繰り返されるが、やや早計ではないか?
私は日本のスコア自体の経年変化を見守りたい。多くの人が指摘されているように、この調査結果は満足度と7つの指標の相関を回帰分析で寄与率を算出し、指標から計算して順位付けしたもの。内訳見てみると、日本は"Dystopia"が少ないために順位が他の先進国と比較して低順位となっていることがわかるが、そもそもDystopiaって何なのかが読んでもさっぱりわからない。。。暗黒卿??暗黒面???誰か教えてください・・・