EU、英国に「正当な理由」要求 離脱の長期延期で
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2年も前に離脱日を決めたのだから、もし延期なら正統な理由が必要というのは当然であって、今になって言われ始めたことではない。ともあれ、EUのマルガリティス・シナス(Margaritis Schinas)報道官は、英国側に対して、「次のステップを決定し、速やかにEU側に伝えるように」と訴えた。また、フランス政府は、離脱延期は明白でも自動的でもないと声明している。いずれにせよ、ただ30日伸ばせという英国側の要求には無理がある。何の見通しもない短期延期は認められない可能性が高い。そして、延期に起因するコストも問題になるだろう。
「正当な理由」って、どんな理由なら承認されるのでしょうか?
イギリスにとって正当な理由って、自分達の段取り調整の不始末は見て見ぬ振りみたいな言い回しが必要なのでしょうか?
または、EUにとって正当だと思える理由ですかね?
なんとなく、官僚主義が蔓延るEU本部の体質が伺えるやり取りです。EU側はバックストップのコストが英国の負担になれば、延長を伸ばすインセンティブは小さくなる。メイ首相は英国の混乱がEUにデメリットが出ることを訴えて長期延長のオプションを承諾してもらわなければならない。それには、ハードブレグジット派の保守党強硬派の厄介さはある意味材料になる。それで運良くEUの譲歩が勝ち取れたら、今度は議会で本気で強硬派をねじ伏せる、というくらいしかないかな。解散カード付きで