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「黒田総裁は消費増税を先送りすると、国債が暴落し、財政危機が生じるという見方を披露したのである。この「どえらいリスク」論は、当時の政治的な文脈において相当な影響を及ぼした」「アベノミクスの骨格を担う中心人物の「警鐘」が、安倍晋三首相の増税判断にも大きな影響を与えた」

当時の消費税増税実施は足元の景気判断によるものだったと思う。従って、黒田総裁の、消費税増税しないとどえらいことになる発言がなければ総理は増税を回避したとは思えない。岩田元副総裁の本に書いてあった事が取り上げられなければ、皆黒田発言をとうに忘れていたか、知らなかったレベルではないか。

「2013年はアベノミクスの効果が、日銀の大胆な金融緩和により、その効果がてきめんに表れていた時期」

実際には3、4ヶ月程度では金融政策の効果など出ないものであり、実際には2013年の第2、3四半期の景気は財政と住宅などの消費税増税の駆け込み需要によってもたらされていた。しかし、金融政策の効果が出ているなら、中央銀行総裁として消費税増税に反対する理由はない。

「前回の消費増税の悪しき主犯である黒田総裁が、3月15日の金融政策決定会合を受けた記者会見で、またもや消費増税を「援護射撃」し始めたのである。本当に露骨なほどである。黒田総裁が「所得と支出の好循環が続いていく従来のシナリオに変更はない」と強調」

好循環シナリオは現在の金融政策に行き詰った苦し紛れの方便としても、これが消費税増税の援護に聞こえるのは異常とも思えるが?

「現在の黒田総裁が恐れるシナリオは、「国内外の景気減速が鮮明」→「日銀が追加緩和」→「景気減速を懸念した消費増税回避の大合唱の出現」→「消費増税凍結」という動き」

追加緩和をこのような理由で恐る総裁はいないと思う。