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見込みのある個人に投資して教育し、転職により年収があがった状態の中から、ある割合を戻してもらう。
個人を「投資対象」とみて、仮想的な「ストックオプション」を持っている感じ。
年収が5倍になれば、3年間、12%という割戻しは、全く気にならないだろう。
5倍にするキモは1年目にふるい落とすからでしょうね。
"プログラムの卒業生が年収6万ドル以上の仕事を得た場合、3年間にわたって収入の12%を出資者に還元するという契約だ。"
高収入を得た人は3年間、給料の12%を支払う。投資家は債券を購入し、利回りを得る。
その利回りは6%を超える。社会貢献と投資利益の両方ができる制度は日本でも有効ですね。
『受講できるのは「最も支援を必要としている、才能ある人材」のみ。受け入れ率は応募者の10%という狭き門だ。』
『彼らが求めるのは、意志が強く、ハングリーな人材だ。プログラミング技術者になるために努力を惜しまないのはもちろん、未経験のジャンルに物怖じしない適応力も重視される。』
特に興味をひかれたのが次の2点
>パースートが応募者を絞り込む際、決め手となるのは主に次の2点だ。すなわち「問題解決能力」と「粘り強さ」である。
彼らが求めるのは、意志が強く、ハングリーな人材だ。プログラミング技術者になるために努力を惜しまないのはもちろん、未経験のジャンルに物怖じしない適応力も重視される。
「僕らが提供しているのは『違う人生を歩む』チャンスです。道のりは長いかもしれない。そこに足を踏み入れる覚悟が本当にあるのかどうか、僕は参加者に問いたいのです」と徐は言う。
>一方で、パースートが画期的なのは、活動範囲をより一層広げるため、寄付以外の収入システムを構築している点だ。彼らは、そのシステムを「債券」と呼んでいる。
パースートの債券システムは2016年にスタートした。プログラムの卒業生が年収6万ドル以上の仕事を得た場合、3年間にわたって収入の12%を出資者に還元するという契約だ。このシステムを導入した結果、パースートは受講者の数を倍に増やすことができたという。
こういった長期教育で課題になるのがどうやって卒業生からコストを回収できるかですが、契約によって実現できているようです。
「プログラムの卒業生が年収6万ドル以上の仕事を得た場合、3年間にわたって収入の12%を出資者に還元するという契約だ。」
でもこの契約の強制力はそれほどない気がするので、どこまでが卒業生の善意によって賄われているのか気になるところです。