就活面接は「不意を突く質問」への備えが必要だ
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その昔、自社の選考で最終面接をやっていた時のこと、「大声大会で優勝したことがあります!」と元気良く自己紹介してくださった学生さんにお会いしたことがあります。
「これって完全にフリだよな〜」と思いつつも一瞬、「ではこの場で思いっきり好きなことを叫んでください」と喉元まで出かけたのですが、「後になって『面接で意味不明な質問された』なんて言われるのかな〜」なんてことも頭をよぎり、また、正直なところ「ちょっとしんどいな〜」とも思い、そのままスルーしてしまいました。
ただ、今になると、せっかくわざわざオフィスまで足を運んでくださったのですから、つまんないことを考えていないで、思う存分、渋谷の中心で思いの丈を叫んでもらえばよかったかな〜と思わないでもありません。少々心残りです。
まぁ奇を衒った質問に就活生が「何を言ってやがんだ、この面接官は」と思うのと同様、奇を衒った自己PR(もっと変わったネタには事欠きません)をされると、面接官も戸惑ってしまうというお話でした。面接で「あなたを野菜に例えると何ですか?」という質問があったら、「(即答で)はい、〇〇です。なぜならば~~」と流暢に答えるのは痛すぎるのでやめましょう。(質問する方もする方で痛いのですが)
そんなの流暢に答えられるはずがない質問なので、仮に用意した答えがあったとしても、動揺したふりをして、時間かけて答えた方が良いです。面接する側は用意してきたアピール合戦の言葉に飽き飽きしているだけなので。
くれぐれもあらゆる奇をてらった質問にも対応できるように流暢な答えを準備するみたいな方向に走らないことを願います。つくった自分ではないということ。
面接官が定型質問をして、学生が暗記してきた模範解答をする。まったくの時間の無駄。
発想力や論理性などを確認するために、非定型の質問をするのはありですね。
面接官は、ただ奇をてらった質問をすればいいというものではない。何を確かめるための質問か、ちゃんと考えましょう。
学生は、付け焼き刃で臨むのではなく、日頃から柔軟な思考力や多角的な視点を身に付けるようにしましょう。考える習慣です。