SNS被害の子ども1800人超 18歳未満、殺人も
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このような統計が示された時、議論をはじめるにあたってまずは統計の批判的な吟味をするというのが基本、第一歩であるべきです。
例えば、こちらの記事では性犯罪の実数のみが示されますが、SNS利用者における割合はどうなのでしょうか。SNSの利用者がさらに早い速度で急増していれば、母数の方が大きくなりますので、SNSの利用者における性犯罪率は減少傾向となります。その場合、SNSがすでに行っている性犯罪へのアプローチは成功しているかもしれず、対策はSNS以外の側面で考えた方が良いのかもしれません。
また、SNS利用に関わらず性犯罪自体の総数はどう変化しているのでしょうか。その総数が変わらない、あるいは増えているのであれば、手段が変わっただけ、昔から本質は変わっていないということになります。この場合には、SNSは一時的な手段として利用されているだけということになりますから、SNSへのアプローチだけでは片手落ちで、また手段が時代とともに次の選択肢へと変わっていくだけです。
SNSにおける内訳はどうなのでしょう。ツイッターが多いと示されますが、他のものでは、警察に検挙されている事例が少ないだけかもしれません。また、利用者数における比率で言えば、ツイッターは膨大でしょうから、他のSNSでより高率に性犯罪が起こっているのかもしれません。
さらに突っ込めば、公表されたデータは共同通信がストーリーをつくるために作為的に抽出したごく一部なのかもしれません。そうであれば、このデータで議論をはじめるのは、共同通信の思う壺です。
SNSを利用した犯罪が存在するということに間違いはありませんから、課題があることに疑いの余地ありません。しかし、このような冷静な視点でデータを捉えないと、議論は大きく間違った方向に向かってしまう危険性があると言えます。SNSは、こうした被害のほかにも、乱暴なことばや差別的なことばを平気で使う風潮を生み出していて、とても心配です。
日本語の持つ本来のよさは「相手を思いやる」ことで、それが失われてきている気がします。
SNSのこうした負の側面をもっと真剣に考える必要性があると思います。SNSは便利な反面、このような事件が起きることを私たちは常に頭の片隅に置いておかなければならないと感じた記事でした。
気軽に他人とコンタクトが取れるようになりましたが、それはあくまでも架空でのやり取りです。SNS上では、相手の素顔がみれませんし、言ってしまえば自分を偽ることも可能になります。それを見破るのはなかなか難しいと思います。おそらく今後は今よりも技術が発達し、情報がより複雑化するのではないでしょうか。加えて、対人関係もますます希薄化していくのではないかと不安です。だからこそ人と直接話すことは大事だと考えています。自分が親になった時、子供に安易にスマートフォンを与えてよいのだろうか。このようなことを考えながら、SNSに縛られない過ごし方、SNSの功罪とは何かを踏まえた上で付き合っていきたいと感じました。