ゾゾ前澤社長が語る「ZOZOARIGATO」の真相と新戦略㊦
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サイズなどのZOZOスーツで得た顧客情報をブランドに提供し、物作り・MD支援なども提供できる新しいプラットフォームへ進化していくとのこと。
もともとブランド目線でZOZOスーツができたときに期待していたことはこちらだったので、特に方針転換があったとは思いませんが、PB展開に始まりARIGATOにてブランドとの溝は多少広がって来ている中で、どれほど信頼感を持ってやっていけるかが鍵でしょうね。
ZOZOにブランドが求めるのは、圧倒的集客力を活かした売上、データ取得/比較、そして倉庫代行。一方で手数料30%以上でクーポンなどで更に利益率は悪化傾向のため、「これ以上乗っかって大丈夫なのか」と多くのブランドに一歩立ち止まる機会を与えるきっかけに一連の施策はなってしまっています。
こうした中で、ブランドとしてはZOZOとは連携したいが、利益を取れる自社ECをいよいよ本腰入れて強化しなければと思っている経営者の方も多いと思われ、ARIGATOによって印象がねじれてしまった中で当初のZOZOスーツでの戦略が進められるのか注目です。
注目のコメント
前澤社長インタビュー後編。短かった。PBの数字が初公開されており、デニムパンツが約21万本、無地Tシャツ約7万枚とのこと。前者が4000円弱、後者は1000円強なので、売上規模は10億円弱という感じですか。なかなか厳しいですね。PBは「ジャストサイズ押し」では突破できないことはわかったので商品企画勝負ということなんでしょう。
驚いたのは後半で、自社ECの話のときに、自社ECとZOZOTOWNの関係を、アップルストアと家電量販店に例えているところ。もともとは裏原系の高感度モールだったところから、自ら「家電量販」と言ってしまうくらいマス化、大衆化したんだな、と改めて感じましたZOZOSUITで得た100万件以上の体型データを利用したサイズ最適化プラットフォームをブランドさんに提供し、様々なブランドさんと商品の共同開発をしていきます。
小さい人にも大きい人にも、細い人にも太い人にも、数センチピッチでこだわりたいファッションラバーにも、憧れのブランドのあのアイテムが、試着しなくても買えるように、お直ししたり裾上げしたりせずに、そのままのデザインやシルエットで楽しんでいただけるようにしていきます。
ブランドやデザインやシルエットやカラーなどは多様化されてきましたが、サイズの概念はいまだSMLで画一化されています。これを多様化することで、どんな人でもファッションを楽しめるような未来を目指します。
ファッションECだからこそできることを次々とお客様にもブランドさんにも提供し、ファッションを通して「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の企業理念の実現に邁進します。ZOZOSUITSで痛い目を見た自分としては、何を聞いても響かないわ。前澤さんや田端さんからは、自分のように痛い目を見た人たちへ対しての申し訳なさというか、そういう感情を全く感じることができなくて、自分の中では人として応援したくない会社に成り下がった。
ビジネスモデルは理解できるし、大成する過程の中で顧客の中に犠牲者が出ることは珍しくもないけど、一消費者としてZOZOを利用することはもう未来永劫ないから、どうぞ勝手になさって下さいとしか思わんね。