【匿名座談会】誰も知らない、ファナック社員の「華麗なる超高収入ライフ」
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FANUCの隣町の吉田高校理数科の出身です。主に東大東工大の理系に進んだ方を中心に地元ということもあり毎年のようにFANUCに行く人がいます。その1人にFANUCライフについて聞いてみたことがありますが、「なんか工学部時代の研究室に似てる」と言っていました。
工学系の研究室って結構遅くまでやってますし圧倒的に男性が多い。そこが居心地の良い場所だった人には地方の大学だろうが海外の田舎の大学だろうが、研究設備が揃っていれば都会に執着しない人が多い。
確かにFANUCは田舎に理系男子が幽閉されている宗教施設感もありますが、車で10分も走れば有名人も多く所有する別荘地。30分で御殿場のアウトレット。つまり風光明媚な観光地という側面もあります。今は富士五湖は平日も外国人で溢れかえっていますし、観光で潤ってる地域ですので少なくとも暗いイメージはない。釣りや山歩きバーベキューなどアウトドア系の趣味がある人にはそれなりに良いところとも言えます。
都会的な楽しみは望むべくもないですが、工学部の修士以上にも進学しようとするような研究好きな人であればそれなりにやりがいがある場所なんじゃないかなと思います。これまでほとんど明かされることのなかった、ファナックの社員や幹部たちの「高給」「働き方」「コミュニティ」を赤裸々に語ってもらう、異例の匿名座談会のセッティングに成功しました。この取材のために、山梨県忍野村に通いました。
ファナックの社員の名刺には、メールアドレスがありません。メールアドレスを仮に知ることができても、送信すると「エラー」で戻ってきてしまいます。、そんな徹底した情報管理の中で働いている社員たちは、一方でファナックのカルチャーを楽しみ、開発や研究に情熱を捧げ、また非常に高待遇な給料や、充実した衣食住を手にしています。
果たしてここは、日本の理系男子の「最後の楽園」なのか。ぜひ知られざる実態を、お読みください。
*夏冬のボーナスの時期、ファナックの経営幹部たちには数千万円がドカッと振り込まれるという証言を聞いて、これは夢があると思いました(笑)。「それは本当なんですか?」ーー取材中、後藤記者と私が何度もこういった反応をしていました。
デジタル時代において、こういった「ブレない」経営をする企業が存在するということに心底驚きました。一方で、こういったことがこれまでの「強さを保存する方法」だったのかもしれない、とも感じました。
「枯れた技術」に注力してきたファナックが「新しい技術」を持つベンチャーなどと組む動きを活発化させています。この流れが強まってくると、この会社の「教義」はいかに変わっていくのか、それとも変わらないのか、とても興味があります。