【必見】日本のトップ頭脳が、本気で解きたい「超難問」とは
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「産業用ロボットが思った以上に何もできない」、ということを実感したのはプリファード・ネットワークスの取材している時でした。
人が単純に物をつかんで箱に入れるといった作業も「ティーチング」をして教え込まないとできず、しかもそのティーチングも熟練者が必要という世界です。
こういった世界であるからこそ、ディープラーニングが入ってくるとBefore/Afterは劇的に変わるのでは無いかと期待してしまいます。ただインタビューにもあるように実際には、バーチャルから機械を実際に使うリアルな世界への応用は思った通りに動かないことがつきもののようです。第一線で取り組むPFNにとって、課題は難しいほど解きがいがあるということなのだと思いました。
特集後半にも記事が出てきますが、産業用ロボットをAIなどの力で「賢くする」のはPFNだけではありません。様々な国内外のスタートアップがこの分野に参入しています。後半も是非ご期待ください。日本の人工知能のトップベンチャーとして注目されているプリファード・ネットワークスと、日本でもっとも自動化とロボットで秀でているファナック。このベンチャーと老舗企業のコラボレーションが何を生み出すのか、その秘密をしるべくインタビューをしてきました。
きっかけになったのは、プリファードの創業者二名が、ファナックの「ロボットが、ロボットをつくる工場」を見学したことだといいます。きっとそこでは、深層学習のテクノロジーをつかった5年後、10年後の未来の工場のイメージも、降ってきたことでしょう。
日本のトップ頭脳があつまる両社は、いったいどのような「難問」を解こうとしているのか。それが解けた暁には、どのようなインパクトをもたらすのか。ぜひ、ご一読ください。ばら積みピッキングは、機械翻訳や顔認識と同じく1980年代以前から取り組まれていた古い古い難問です。だからPNFがこの難問を本気で解きにゆくと聞いたときには、さすがと思いました。
不定形物や柔軟物の把握、あるいは、他ロボットや人と協調動作など、周辺のAI技術も進んできています。
一つのキモは、ベースとなるAI制御技術が高度に学習された上で、対象や状況に合わせてその場で柔軟に対応する技術です。その一部はPFNは既に実現しているようにも見えます。
FANUCは工場内が主戦場ですが、そのAI技術の応用先は限りなく広いです。ロボットハンドが世に飛び出す瞬間が迫っていると感じます。期待しています。