新着Pick
3252Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
「黄色のGoogle」ー そんな企業が山梨県の忍野村に存在します。シリコンバレーのGoogleと共通するのは圧倒的な技術者・研究者が会社のコアを支える点。そして、その広大な会社の敷地に社員が「安心して仕事ができる環境」がまるまる整っている点です。

シリコンバレーのIT企業のように無料の食事が出るわけではないのですが、IT企業並みの超高収益体制であるファナックはまさに黄色のGoogle。シリコンバレー支局から今回ファナック特集と連動して取材しているのですが、その理由はファナックがグーグルと似ているからではなく、この日本の製造業を支える大企業にも新たな波が襲っている潮目であるからです。

シリコンバレーからもロボットを賢く動かす「ソフトウエア」に強みを持つ企業がどんどん生まれ、産業用ロボットの世界がダイナミックに動いています。

日本のお家芸のロボット技術は今後どうなていくのか、といったこともすっきりわかるよう、ウンウン唸りながら作製いたしました。読んでいただけると嬉しいです。
素晴らしい特集。産業用ロボット、NCは日本が世界に誇る産業、シェアダントツ1位の成長産業です。そのトップ集団に安川電機らと並んでいるのがファナック。
後続をひた走る中国勢は日本勢の競合、ドイツのKukaを買収したが、その後2社目を買おうとしてドイツで新たに立法した法律で阻止しました。米国も昨年新法を作り行政当局の承認なくこのあたりのハイテク産業の買収のブロック強化。無論、中国対策。日本はたまたま売り物が出ていないが法的ガードはガラ空き。
おそらく日本でも最も「秘密主義」で知られ、かつ最も「高収益」な企業のひとつがファナックでしょう。この孤高の技術者集団は山梨県に本社をかまえており、よそ者は立ち入ることはおろか、メールのやりとりもできません(ファナック社内では外部とのメールを遮断しており、やりとりは許可制になっている)。もちろんメディアの取材もむずかしい会社です。

どれくらいの日本人がこの「超高収益」のビジネスモデルを理解しているでしょうか。過去10年の営業利益率は30%を超えており、自動車から家電、飛行機、はたまたアップル製品まで、このファナックが作っているロボットとその頭脳をなくしては生まれません。最近では人工知能のトップベンチャーであるプリファードと手を組んで、未来の工場をつくるための開発を水面下で進めています。

NewsPicksはこのファナックについて、徹底したリサーチと取材を重ねて、そのリアルな実態がわかるようなインフォグラフィクスを製作しました。ちなみにファナックについて公になっている資料は極めて少なく、創業者が執筆した本『黄色いロボット』は絶版になっており、アマゾンではプレミアム価格で1冊1万円以上します(笑)。ぜひご一読ください。
秘密に包まれた黄色まみれの企業、ファナック。
世界シェア8割の商品を持ち、超高収益な上、
アップルや自動車大手などもファナックなしでは成り立たないという、、

山梨の山奥にある企業がなぜここまで強くなったのかーー
その経営哲学からビジネスモデル、今後のチャレンジまで
NP記者たちによる徹底取材をもとにビジュアルでわかりやすく解説しました。

ロボットや製造業に興味がない方でもおもしろいと感じていただけるはずなので、
ぜひ、ご一読くださいませ!
きゃー!これはスゴイ特集!!
秘密のベールに包まれたファナック。

圧倒的なポジションを築いたグローバルトップ企業って、どこも情報開示に消極的で時に批判を受けるんですが、その気持もわからないではありません。というか、むしろ当然でしょう。

そういう意味では、とっとと上場企業であることをギブアップしたらいいのに・・・と思ってしまうわけですが、自分のイケてるところをベラベラとしゃべらない、ひけらかさないところが逆にクールだったりします。

「結果は必ず出すから黙ってついてこい」と言われて、かえってダンディズムやセクシーささえ感じてしまうような不思議な感覚です。

最近は秘密主義のファナックの姿勢にも少しずつ変化が見られますが、個人的には変に株主におべっかなど使わず、おもしろい投資にガンガンお金を使ってほしいなぁと期待しています。

これからもチラ見せ程度の”エロい”企業であり続けてほしいです。
ファナックの技術職が高給取りというのはあまり認識が無かった。

直近だと東京エレクトロンの上層部がたくさん給料をもらっている高給取りであることがランキングから明らかになっていたが、やはりコアとなる技術は会社にあるのではなくて、人に根付いているんですよね。
この辺りの認識が薄い経営者が日本には最近増えたのだと理解している。
「うちの会社には技術がある」と誤解しがちな人が多いのだが、実際には
「うちの会社には技術力のあるエンジニアがいる」が正しい。

ファナックさんではないが、装置メーカー、設備メーカーの営業マンとは接する機会が何度かあるのだが、そうした経験から感じることは「強い装置メーカーほど人を大事にしているし、競争力の源泉は人だということをよく理解しています」ね。経営者含めて。
なので、人をどうやって抱え込むか、というところには腐心しているし、それが結果として高額な給与に繋がったりする。装置メーカーには本当に設備投資情報が真っ先に入ってくるし、エンド顧客の動きにも非常に敏感です。

競争力の源泉が他にもあるとすれば、やはり秘密でしょうか。
秘密というのは自他の存在を分かつものです。秘密があるから競争力を保てる。秘密がなかなか明らかにされなかった頃のAppleの製品には魅力やワクワクがあったし、秘密が明らかになればそれは陳腐化するのも早いものです。
装置なんてものはリリースしてしまえば、お客に納入されて分解されてしまうわけです。そして、構造を把握され構造材を把握され、真似した装置を出してくるところもある。
そのため、装置メーカーによっては売り先を選別して、製品によっては販売をお断りしているケースもある。(1台売って100台コピーされるくらいなら、1台も売らない)
どういう装置を作っているかをバレないようにして出来るだけ差別化できる時間を伸ばそうとするわけです。

この辺りの取引先選別なんてのも相応の覚悟が無いとなかなかできないことですよね。

色んな手段を講じていることでファナックの利益は確保されているのだと理解しています。
すごい情報量で保存版ですね。ネットベンチャー界隈からスタートしたNPが、オールドエコノミー側でもビジネス誌を凌駕する取材力をつけてきたのは改めて驚くべき進化。
製造業においてソフト、データ、AIが重要になっていくのは間違いないですが、「プラットフォームが強くなり、端末はコモディティになる」と反射的に考えるのは必ずしも正しくないと思っており、端末側にどれだけ競争力があるかで力関係が決まります。いくらプラットフォームがあっても、プラットフォーム同士の競争において良い端末があるかが重要になる。いずれにしろ、ハードウェア企業のサービス業への転換をどうはかっていくのか注目です
素晴らしい会社です。
稲葉さんに、工場を見せて頂きました。

人がいない工場では、ロボットがロボットを
作っています。

その秘訣は、ロボットが作れるように標準化
して、設計することにあると言われていました。

すり合わせが、強みと言われる日本で、
異彩を放っていると思います。
FANUCのから車で20分、河口湖の出身です。かつて地元のローカルTVで幼稚園児が「結婚するなら黄色い服を着た人とにしなさいとお母さんに言われた」と答えて局地的に話題になったことがあります。観光以外目立った産業がない地域でFANUCの高待遇のイメージは非常に強い。しかし地元民ですらFANUCが何をしている会社なのかよく分かっていない人が多い印象です。

因みに今はどうか知りませんが、母校の吉田高校理数科の売りの1つがこのクラスだけFANUC見学ができることでした。黄色いバスが迎えに来て、黄色いジャケット、黄色い靴下(!)に身を包んだガイドに案内されたことを鮮明に覚えています。この特集楽しみです。
高い利益率の背景はなにか。端的には、製造業なのだけど強みがソフトにあることだと理解している。そして一番ソフトの付加価値が高いのがNC。
例えば工作機械は様々な機械部品を組み合わせて作られる。全部を工作機械メーカーが作っているわけではなく、鋼材やモーター、そしてNCといった部品を調達して、それらを組み合わせて加工し、機能・精度を実現して、また補修サービスなどを提供する。部品を調達しただけで作れるものではないが、原価率としてはどうしても高くなる。
一方でNCは制御用の電子部品はあるが、端的にはソフトがほとんど。高シェアの各種ソフト・ネット企業の利益率が高いのと同じで、開発固定費を賄えれば一気に利益がでる(また製造部分が少ないのでBSは小さく済み、ROICが極めて高い)。また、既存顧客の使い慣れやそこからのフィードバックもあることで習慣化されながら知見が蓄積され改善サイクルが回り、競争はあるものの勝者にどんどんシェアがあつまっていく(FANUCはジリジリシェアを上げていると思う)。

だからこそ、PFNとの提携やエッジコンピューティング、フィールドシステムといったところはFANUCの強みの生命線だし、機械学習の進化やそれを背景としたソフト領域での新規参入は、技術の急速な変化と併せてやってきている脅威。
この連載について
黄色に染まった工場群とユニフォームをまとって、超高収益の工場自動化や産業ロボットをつくっているファナック。いま人工知能やIoTで変貌しようとする「秘密企業」の内側を、NewsPicksが追いかけた。

業績