自動車大手。ルノー、三菱自動車との連携により事業の効率化を図る。電動化推進を2030年までの長期ビジョンに据え、ラインナップ拡充に取り組む。運転支援技術やコネクテッドカーシステムにも投資。
時価総額
2.39 兆円
業績
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ゴーン氏が来ることがそれほど怖いのか。
その程度の覚悟でゴーン氏を告発したのか。
今後取締役からも解任される予定とのことだが、ゴーン氏の言い分を聞く機会は別に設けるのだろうか。
いずれにせよ、日産が出席を拒否した点には株主目線はまったくなく、役員の自己保身からの意見にしか見えない。
なお、ゴーン氏が来ることによりマスコミが押し寄せ機能不全に陥る可能性があるというのは保釈の条件とは関係がない。
日産側としては拒絶する理由を何とか証拠隠滅側に寄せて主張したのだろう。
そのような日産の対応は、ガバナンス不全もいいところだし、なりふり構わず検察側と歩調を合わせているようにも見える。
裁判所としては、自らの判断のために審理が混乱することをおそれるマインドがあり、結論としてはこの方向になるだろうとは思っていたが…。
やはり残念である。
あの威圧感のある目で睨まれたら、すくみ上がる人も出てくるでしょう。
だからといって、証拠隠滅の恐れありとするのは行き過ぎでは?
今は、一議決権を持つ平取締役に過ぎないのですから。
そのあたりの役割分担ではなく、人間関係が支配している取締役会というところが、いかにも日本っぽい…。
日産の取締役会として本来あるべきだった姿については、昨日の別pickご参照下さい。
https://newspicks.com/news/3734467/
裁判所は取締役会への出席が、日産関係者への圧力になりかねず、証拠隠滅につながるおそれがあるので、私達はゴーン氏の取締役会出席には賛成できかねます。
というものだったのだと推測します。
既に起訴されて、ルノーの取締役でもないゴーン氏がどんな手法を使えば現日産経営陣への圧力になるのか?理解できないものです。
しかも、それが証拠隠滅に繋がるというのはどういうことなのか?
日産の取締役会にも、事務方の出席者もいるでしょうし、監査役も出席をしている中で、そのようなことが出来るとは考えにくいです。
いずれにしても、ここまで弱り切っているゴーン氏の取締役会出席がそんなに怖いとは・・・
だから、特捜に有価証券報告書う虚偽記載での司法取引を申し出したということなのでしょうか?ガバナンスでの自浄努力を一切放棄して。
なんとも、やるせない判断です。
利害対立する関係者の皆様に、わざわざ証拠隠滅罪のリスクを背負ってまで証拠隠滅するインセンティブがないのでは?
「その人の存在が証拠隠滅のおそれがあると判断された事案」として後世まで語り継がれ、司法教育で取り上げられたらいい。
・ゴーン被告が日産取締役会出席を希望 地裁、11日に可否判断
https://newspicks.com/news/3734467/
ゴンさん自身の証拠隠滅のおそれは釈放条件によって封じられているから、ここでの証拠隠滅のおそれは日産関係者によるものなのだろう。つまり、裁判所は、ゴンさんの出席におそれをなした日産関係者が証拠隠滅に及びかねないと見ているのかもしれない。
また、日産関係者の中の、自らへの訴追を恐れている者が、ゴンさんの出席を契機にして何ら行動に出るかもしれない。
つまり、ゴンさんの出席は、寝た子を起こし、藪の蠅を叩き出すかもしれない。
ゴンさん、舞台は、貴方の得意な交渉ではなく、貴方の知らない刑事訴訟の場面に変わっている。「取締役だから取締役会に出席する義務がある」などとトンチンカンなことは言わないで欲しい。貴方はその取締役会から訴えられているに等しいのに。
この状況下での「敵ばかりの」取締役会への出席は自殺行為だと思う。闘い方をよく考えた方がよい。有報虚偽記載も特別背任の容疑も、そもそも構成要件に該当しないかもしれない程度のもので、残っているものは主観的な感情論でしかないから、対応で凡ミスをしないことだ。