就活に不利? 大学院生へのアドバイス
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修士、博士、ポスドク人材の企業就活や産学連携など、大学、学界内で完結しない問題の解決には、社会のなかでの「正しい現状認識」の普及が不可欠です。
その一方でやはり研究者も大学や学界、論壇といったインナーサークルで閉じてきたことも否定できません。またこの問題は多様な状況がありながら「自身が卒業した大学」等の極めてサンプル数の少ない視点に依存した経験談をもとに論じられがちです。
また、大学や分野、研究者も多岐にわたり、状況は過去10年でも相当変化しています。
社会、学界双方の幸福な発展のためには、やはりインナーサークルにいるものが、積極的にまず問題の所在やマクロの状況を紹介してくほかないと思います。
その意味でもとても良い機会でした。ありがとうございました。
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ラジオらしく、即興コメントも放り込んでいるので、一読ならぬ一聴してみてほしいです。この大学・大学院進学問題といい、就活の人事と就活生に関する話題といい、お互いけなし合うのではなく、まずは相手をリスペクトして理解しようとする努力をすると、もしかしたらお互いハッピーになるのではと思っています。
うちの父は新しく買ってきたプリンタの使い方がわからず「これは壊れている。これは使えない。うりつけたお店に文句いおう」と大騒ぎしていましたが、それと同じレベルの話が社会的に起きているんじゃないかと感じてしまうことがあります。人口における博士号取得者の数が圧倒的に少ないので、実際には研究分野によっては博士号取得後の進路に多様性がかなり出てきているのに、博士号所得者=専門性が高がゆえに柔軟性に欠ける人、というイメージが払拭できていないのでしょうね。とにかく博士号のポジティブキャンペーンを!