なぜ緊急地震速報チャイムは“怖い”のか――作曲者が明かす「アイヌ文化」との意外な関係
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ピアノお持ちの方は以下の順に鍵盤を押してみると再現できますよ。
ド♯→ファ♯→シ→ミ
レ→ソ→ド→ファ
なぜこれが怖く聞こえるのかというと、例えば「レ」から数えて4番目の音「ソ」は一般的な音楽理論で避けるべき音と言われているからです。同時に鳴らすと不協和音になります。
同じように「ソ」に対する「ド」、「ド」に対する「ファ」も4番目の音なので、つまり不協和音をたくさん組み合わせてるんですね。
ゲーム音楽とかでも、ボスが登場する怖い雰囲気を演出したいシーンでよく使われていますよ。
注目のコメント
ストリートファイターなど懐かしのゲーム音楽をライブでオーケストラの大編成で演奏する時、毎回決まって30-40代の大人たちが客席で号泣します。それは子供時代と結びついた「音」がその頃の懐かしい記憶を呼び覚ますから。
たとえば五輪テーマ曲だったゆずの『栄光の架橋』をライブで聴いて感動するのは、ゆずの素晴らしい歌声は言うまでもなく、さらに五輪の感動が思い起こされて二重に感動するからです。嗅覚や聴覚は、記憶を蘇らせる作用が強くあります。
この記憶との強固な結び付きが地震速報をさらに「怖く」しているのは当然だと思いますが、この特徴的なチャイムの背景にここまで深い思惑があったとは、一人の作曲家として大変参考になります。「クオリティ」と「体験」のこんなにも強い化学反応は、他の分野にも応用がきくものだと思います。緊急地震速報の音は何度聞いてもドキッとしますが、やはり緻密に計算されて作られているのですね。
特に夜中にいきなり聞かされると、眠気も冷めてしまいます。
とは言いつつも、それが本当に大地震の場合には、ドアを開ける、ガスを消す等を咄嗟にするように習慣付きましたので、怖いと思いつつも有難いと、内心は思っています。"まず緊急地震速報チャイムの「音」自体に、人間が怖いと感じる要素は含まれているという。"
音がヒトに与える効果って面白いですよね。
ヒトが五感で得る情報のうち、視覚の次に聴覚が多いそうです。視覚からの情報がだんとつで多いですが、音はテレビなどの画面を見ていなくても気付くことができるので、重要な役割を果たしますね。
また、集客効果や顧客の滞在時間を長くするような効果があるBGMもあると聞いたことがあります。
【五感から人が得る情報量の割合(%)】
視覚:87
聴覚:7
嗅覚:3.5
触覚:1.5
味覚:1.0
https://biz-arts.com/2017/01/29/vr_uxdesign/