クルマの買い替えでEVを選ぶ気にならないのはなぜか - 今週もナナメに考えた 鈴木貴博
コメント
選択しているユーザー
EV自体が自動車産業の固まった構造をひっくり返したい中国等による推進策であり、そもそもプロダクトとしてガソリン車を上回るメリットはまだありません。
逆に既存の自動車産業の勝者である日本は構造をひっくり返されたくないので、普及しないのは当然でしょう。
でも、国力差を考えてもいずれはひっくり返される。それはあまりユーザーの利便性とは関係無い要素の方が強く影響するかもしれません。
注目のコメント
簡単な話、デメリットに対してインセンティブが見合わないから。
日産の急速充電のみなら毎月2,160円、年間25,920円。
年間1万キロ走るとして、リッター10キロ走るなら、ガソリンが140円/Lとすれば、年間14万円。
リーフなら毎年10万円はおトク。
しかしながら、急速充電は30分かかるしいつでも充電できるほど設備が無い。遠出も充電休憩が必要。
バッテリー劣化もある。何年使えるかわからない。
リーフは内装も古臭い感じ(初代ティーダあたりの流用感ありすぎ)でときめかない。
年間走行距離3千キロに満たない私は、10年落ちのポンコツを整備して乗るのがエコで低コスト、って事で自家用車はそんなポンコツです。製品としてまだ技術的・社会的な成熟途中にあるから、短期的メリットがはっきりしないと買わない。
にも関わらず、自動車メーカーは、おおよそ成熟したエンジン車(6年程度のモデルチェンジ)と同じような販売モデルを展開する。EVは、半年程度でモデルチェンジする製品として販売モデルを考えた方がよい。
自動車メーカーの社用車(特に、役員車)が全てEVになるくらいの成熟度をみない限り、ユーザーが選択リスクを過大に感じてしまう。月2160円で急速充電が使い放題になる日産の定額プランですが、家で充電しなくなるインセンティブを与えてしまったと元日産の方から伺いました。
コト(電気?充電する?)で損して、モノ(EV)を売ることでやっと40万台規模。
家でゆーっくり充電すればバッテリーの劣化も抑えられますが、ディーラー等で定額充電出来るのならと外出時にチャージするインセンティブを与えたことが、個別最適の失敗事例として教訓になるでしょうか。