商品名や価格を20秒で書き換えられる「電子棚札」
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注目のコメント
電子ペーパーを少しでもかじってる企業は漏れなく「盲点だった!」と思うんじゃないでしょうか。未だに脈々と大量の紙利用を継続している希少な現場ですね。
これの最大の強みは価格戦略を店舗に任せないで本部が一括管理出来るところじゃないでしょうか。今でも店舗ごとの販売実績はほぼリアルタイムで本部が管理できていますが、それを分析した結果の価格変更などは本部から店舗へ指示を行い、実作業は店舗毎に行います。この仕組を活用すれば、販売実績の把握・分析・価格戦略・価格変更といった一連の作業を全て本部で行えます。全国規模でマーケティングを最適化できるし、店舗は対人サービスに注力できます。
懸念は電池の持ちですね。店舗によってはこのラベルは何万~何十万と有るでしょうから、3年持つといっても交換式の電池は不便です。そこはもう少しなんとかならなかったのか。10年前に電子ペーパーを作っていた某タイヤメーカーさんの食堂に既に導入されてました。
プライシングという社会学的な理論を設けないと利用者には避けられる用途の1つだと思うので、定価販売でない売り場を逆オークションなどの試みと合わせてやらないと。
価格がどんどん下がっていく古着チェーンというのも有りましたね。http://www.dondondown.com/s/
その辺りの使い方も提案するシステムとして提供しないと、普及するのは難しいでしょう。ものすごい今更感ですが。
あと、5月販売開始で、納品リードタイムがどのくらいか分かりませんが、設計、設置、データ登録、テスト等々考えると、消費税増税に間に合うところは皆無でしょうね。
追記
10年近く前にデジタルサイネージ事業の一環としてデジタル値札を検討した際は、ダイナミックプライシングではなくヴィジュアルマーチャンダイジングに役立つと考えていました。
消費者目線で考えて、スーパーに入って棚に行ってから「あ、大根安くなってる。買おう。」とか、ドラッグストアの棚の前で「ティッシュが~」とかなりますかね。
よほど大きな価格変動でないと、来店後に行動を変えさせるのは難しく、ダイナミックプライシングは来店前でないと効果がないと思います。
店頭での価格表示が購買行動に即座に影響を与えるなんて、GSくらいのものでしょう。
むしろ、ヴィジュアルマーチャンダイジングとして、商品の配置を変える際に値札の付け替えが不要とか、POPの内容を簡単に書き換えられるという方が有効なのではないでしょうか。
惜しいのは、電池式でなく、ソーラー式なら運用が圧倒的に楽だっただろうなという点ですね。