過剰ベッド減らぬ病院 5年で14%増、医療費は膨張
日本経済新聞
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注目のコメント
そもそも適正なベッド数を割り出すのが大変なのですが、今勤務している病院でも繁忙期はベッドがうまってしまって、救急車やかかりつけ患者さんを断っていることもあります。
(予定入院を当日早朝に断るくらいの調整をすれば、やってやれなくはないはずなのにそこまではがんばってくれない、、、)
そのくせ空いている時はベッドをうめるようにお達しが来ますし、実際にそれで入院させられている人もいます。
DPC(病名で一括りの報酬が支払われる制度)なので心不全の増悪で入院したとしても、実際に重症で様々な治療をしていてさらに長期入院になってしまう人よりも、ほとんど治療せずにDPCの点数が高い短期入院で退院できる人の方が儲かるので、経営的には理にかなっていたりもします。
勤務医としては経営に疎いので患者ファーストで適切に入院の要否を決めれば、とは思いますが、病院は慈善団体ではないので色々モヤモヤすることもあります。。。退院先がないため、慢性期の患者さんが長期間急性期病棟にいるのが日本です。
寝たきりになり限界で家族が救急車を呼ぶ
⇒治療は3日間ぐらいで終わり。でも家族のサポート不足で家に帰れない
⇒施設など探すが、、、そして1ヶ月経過。
退院させられず仕事が減らない我々医師にとって、切実な問題です。医療費もかさみます。でも入院費は安い。患者家族は安心して病院にいられます。