【松田憲幸】販売11日で売り切れ、ポケトーク大ヒットの要因
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明石家さんまさんの起用を提案し、CMを作られたのは
『角ハイボール』をはじめとするサントリーウイスキーのブランディングを手がけられているdof社の斉藤太郎さんです。
昨年1月初旬のラスベガスのCESの当社主催パーティーで、「ポケトークのCMをぜひ作って欲しい。」と斎藤さんにお願いしました。
その6週間後、非常にインパクトのある素晴らしい提案書とともに、当社オフィスにお見えになりました。
そして、起用するタレントは、明石家さんまさんかエンゼルスの大谷選手でいかがですか。という提案があったのです。
野球好きの私でしたが、
私は即、明石家さんまさんに決めました。
全世代を通じての圧倒的な認知度と、トークというイメージにぴったりだったからです。
その時、斉藤さんは、大谷選手の場合はまだCMに出てもらえるかわかりません。とおっしゃっていましたが、実際は、さんまさんもまだ出てもらえるかどうかわからなかったと後で知りました。(笑)ほとんどCMに姿を見せないさんまさんにご出演いただくには相当なご苦労があったと想像します。
今週も福岡、東京、大阪、京都の量販店の店長や担当者にご挨拶に廻ってきましたが、多くのお客様が、「さんまさんのCMやっている翻訳機ください。」とお見えになるとのことで、このCMがなければ、ポケトークは、わずか1年3ヶ月足らずで30万台以上売れるヒット製品にはならなかったと思います。
斉藤さん、そして斉藤さん率いるチームの方々に心より感謝します。
斉藤さんと非常に親しくなったのも、パロアルトの私の自宅にご家族でお見えになったのがきっかけでした。
シリコンバレー移住はdof社をはじめ日本の会社とのアライアンスにも非常に大きなプラスの効果をもたらしています。
注目のコメント
ソラコムのSIMとGoogle翻訳の組み合わせなので、作ろうと思うと作れるけど、実際にやり切るのと思い切ったマーケの勝利。ハズキルーペにも通じる。スマホとGoogle翻訳で良いじゃんとかって俺なら思っちゃうところが、テック業界の人が見逃しがちな世の中のニーズなんだろうな
「ポケトーク」は1年間で累計出荷台数20万台の大ヒット製品となりました。1台2.5万~3万円なので、売上げは50億円-60億円。ある意味、翻訳しか出来ないポケトークが年間20万台も売れているというのは凄い数字ですね。シェアが凄いのは、テレビCMの賜物で、確かに、翻訳機=ポケトークになっている状況です。
CMといえば、ハズキルーペのCMもわかりやすく、ターゲットユーザーに刺さるものですが、このCMもわかりやすく、外国人とコミュニケーションを取りたいと思っていた人に刺さるものでした。
このポケトークにより、ソースネクストの時価総額が3倍以上になったという話も別記事で読みました。これまた凄いです。大きく改善された次号機の話も明日あるのでしょうか?楽しみです。