【松田憲幸】セキュリティソフトの常識を変えた「更新料ゼロ円」
コメント
注目のコメント
更新料0円をやろうと思った最初のきっかけは、毎年決まった時期にかかってくる父親からの電話でした。「「セキュリティソフトの期限が切れます。」というメッセージが毎日出る、なんとかして欲しい」というものでした。
社員に聞いてみると、彼らにも同じ電話が毎年、親からかかってくるというのです。私もそうでしたが、このために実家に帰る人もいたぐらいです。
そもそも何でこのメッセージが出るのか。
それは更新料を取ろうとしているから。
だとすれば、更新料を取らなければこのメッセージは出さなくて良い。ということに気づきました。更新料を払いたい人は誰もいません。
あとは更新料を取らずにビジネスが成り立つかです。
様々な形でシミュレーションした結果、今のまま続けるよりも、このほうが売上、利益ともに伸びると試算できたので更新料0円に踏み切りました。
結果は、試算以上にシェアが大きく伸び、2007年、2008年と2年連続でシマンテック社、トレンドマイクロ社を抜いてソースネクストは念願の1位になりました。
そして、このZEROのビジネスモデルは、この11年後に発売されるポケトークにも引き継がれました。
まず、メーカーの視点は一切排除し、お客様の視点100%で考える。
その後、ビジネスとして成り立つように考える。
この順番で作ったビジネスモデルはうまくいく。
これは私の中の鉄則の一つです。一見競合を意識した逆張り戦略に思えた「更新料ゼロ円」プランは、ユーザーの事を第1に考え抜いた末の施策だったのですね。
それでいてしっかり結果も出す、とてもかっこいいです!無料が良い人は昔からずっとAVG FREE
そして最近はWindows Defenderで十分。
有料版ならZEROスーパーセキュリティを勧めています。
でもどうしてもウイルスバスターやノートンのような
メジャーなソフトが良いと言う人はまだまだ居るものです、
いくら説明をしても。
お客様の情報が入っているパソコンに
無料とか付属のセキュリティーソフトとか
安いセキュリティーとかそんなの怖くて・・・
みたいな方がたくさん居て
全てのパソコンに更新料を払ってます。
そういうことたくさんありますよね。