残尿や排尿で悩んでいる人、支援機器はここまで進化している

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注目のコメント

• 山田 悠史

  マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

  ・2019年03月02日

  米国ではBladder scanと呼ばれている代物で、米国の医療機関や介護施設ではよく用いられています。
  
  超音波よりも小型でその利用方法が簡便なのがよいところです。超音波が内部の臓器を可視化してくれるのに対して、このbladder scanは膀胱内の尿を自動検出して測定し、尿量の数値を出してくれるだけというシンプルな装置です。問題は、その尿検出の不正確さで、周囲の腸なども誤解して尿として検出してしまい、数値が乱れることが頻繁にあります。
  
  実際、同じ方で立て続けに複数回測定すると、全く異なる数字を出してくれることもあり、結局他の方法で確認をしないとわからないということがしばしばです。より正確に膀胱内の尿量だけを測定できれば、有用となる可能性はあると思います。
  
  残念ながら「そこまでは進化していない」と言わざるを得ません。