「ゆとり教育」とは何だったのか? 不毛な論争と偏見を振り返る
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価値ある「ゆとり教育」にできなかった大人たち。
「ゆとり教育」の本来の目的である「無理のない学習環境で子供たちがみずから学び考える力の育成」。これを達成することができなかったんですよね。
まさに「アクティブ・ラーニング」や「創造性教育」なのですが、当時は今以上にその領域に関しての理解度が低かった。
詰め込み教育しか受けたことがなく、アクティブとか創造性とか、そんなことを経験したこともない人たちが考える「ゆとり教育」には限界があったということですね。
ただ「ゆるく」しただけで、残念な結果を生んだのは大人たちです。「ゆとり世代」とバッシングするのは、画一的な思考しかできない「詰め込みバカ世代」なのかもしれませんね。ゆとり世代というキーワードが2000年前後の教育改革の本意を歪ませてしまったことは未だに大罪だと思っています。
そのせいで生きる力を育む教育や総合的な学習の時間の実施過程の議論がおざなりになってしまったことは、教育業界における失われた20年とも言えます。