トランプ氏、米中協議で「物別れあり得る」、北朝鮮協議と同様
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トランプ大統領は、私たちが思っていたよりも、状況をよく理解し論理的に判断を下しているように見えます。
金正恩委員長との米朝首脳会談では、自らの成果を誇示するために北朝鮮側に過度に譲歩することなく、日本や米国、国際社会の考え方を守りました。
北朝鮮との協議が実質的に決裂したことについて、成果を上げることが出来なかったとする見方がある一方で、トランプ大統領にとっては、米国内や日本から、過度の譲歩をしなかったことへの支持が出ています。
米中協議においても、トランプ大統領は、自らのポイントを稼ぎたいと考えていると思いますが、米中新冷戦が、中国製電子デバイス等の使用禁止など市場を二分化する動きによって構造化が進み、これに、政治体制や軍事的対立が加われば、新冷戦構造を容易には変えられなくなります。
トランプ大統領が、突然、ディールに走る懸念は常に残るものの、これまでのところ、トランプ大統領は中国とも北朝鮮とも最終的なディールをしておらず、相手国も周辺国も煙に巻くような発言は、トランプ大統領の交渉術だとも言われます。
ただ、トランプ大統領が、2020年の大統領選挙での再選をにらんでいるのだとすれば、「非核化を急がない」というトランプ大統領の発言は、ディールをするのは成果をアピールするタイミングとしてまだ早いということなのかもしれません。朝米交渉が挫折しても米国民はまったく痛みを感じない。
中国との交渉が挫折したら、関税が高くなり、米国民の直面する物価などは高くなり、モノが一時不足する。
いったん中国との交渉をやめたらどうかと思う。