【須藤憲司】デジタルトランスフォーメーションとは何か
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最近のバズワード「デジタルトランスフォーメーション」についてお話しました
DXって色んな上場企業のIR資料に入ってますが、かつてのビッグデータやマーケティングオートメーション、AIと同様、イメージが具体化してないなーと思ってました。
実際に、「DX化とは言ってみたもののどうしよう?」というご相談も頂く中で色々考えていったら、デジタルによってユーザーの体験(BもCも含む)が劇的に不可逆に変わる事を意味してるんだなーという事が共通項として分かってきました
さらに30社くらいの戦略の相談を考えていく中で、デジタルでユーザーの体験が変わるという事はどういう事か?を具体化してく中での共通して浮かび上がってきた3つの論点が「ID戦略」「動画」「One to One(リアルタイム×パーソナライズ)」でした
つまりDX化を考えていく際にこの3つの論点に必ずぶち当たるという事です
今後のUXにおいてこの3つは思いっきり重要なファクターになってくると個人的に予想してます食のデジタルトランスフォーメーションは、調理ロボットと自動配達車の到来で大変革に至る、はずと考えていました。でも、中国では農村部から来る低コスト労働力が、その2つを代替してデジタル化が先行してしまいました。ここが日本との違いですね。
同様のデジタル変革は、人の移動(Maas)とヘルスケア分野が大きそうです。他に不動産や旅行、教育分野にも起きるでしょう。
個人としては楽しみしか無いのですが、企業としては大変な時代です。チャンスの時代が来るという意味で前向きに取り組みたいものです。須藤さんが言う通り、デジタルトランスフォメーションにおいて企業がまず向き合うべきはCustomer ID。先ずはこのベースがないと、どんなデジタル施策を行っても、効果は半減してしまう。自社のお客様は誰なのか?これの特定なくしては、進められませんね。
そして、もう一つは体験。須藤さんが言う、動画、One to Oneもそうだが、すぐれた体験を提供できるか?これはデジタル化の前に、ビジネスのベースとして考えておくべきこと。この視点が抜けているところも多い。デジタルトランスフォーメーションに向けて、もう一度デジタルだけでなく、アナログな、ヒューマンエクスペリエンスも再考してもらいたい。優れた体験とはなんなのかを考えてもらいたい。