あなたの会社は「天才」を飼い殺しにしていないか?
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『天才を殺す凡人』、この本には明らかな弱点があります。それは「物語の舞台がスタートアップであること」。その弱点を、人事コンサルタントとして経験豊富の松本さんがしっかりと的確に補足してくださっています。
つまり「”大企業”でどうやってイノベーションを起こせば良いのか?」についてです。松本さん、本当に素晴らしい論考をありがとうございます。私はかつて税務業界で50年に一度の天才と言われた人に仕えましたので、本当の天才なる種族がどういう人たちなのか多少は分かります。
その経験からすると、ああいう人達は、到底私たちのような凡人が使いこなせるものではありません。
もしそういう人がいたなら、その人も間違いなく天才であろうと思います。
もっとも本文を読むとそこまで大層な人物を想定しているわけではなく、単に人より多少尖っている人、いわば特定分野のミニ天才をうまく使いこなせ、程度の話のように感じます。
昭和の時代に大手を振ったゼネラリストより、現代はスペシャリストが必要な時代であるだけでなく、その中でも際立ったミニ天才が生きる環境を作ることが大事だというのは、まさにその通りだと思いますね。「普通」や「常識」が「天才」を飼い殺しにする。
「普通は」とか「常識的には」とか、よく使われる言葉ですよね。そして、そう言う人たちの意見で物事が決まる。
普通とか常識って、どんなことか考えてみよう。それは、組織の中で圧倒的多数の人たちが考えたり、行ったりすること。
たとえば、100人の組織で、90人の「凡人」が思考停止で「普通は○○だ」と言う。さらに、9人の「秀才」が固定観念にとらわれ「常識的には○○だ」と知識をひけらかす。
こうやって、99%の意見が、1人の「天才」のアイディアをつぶしてしまうのです。
凡人も秀才も、潜在的な創造性や資質を開花させる可能性は秘めている。
自分を解放を解放しましょう。