【2分解説】無罪を狙うゴーン氏。その「本当の救世主」とは
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注目のコメント
高野隆先生の刑事弁護界における功績は言葉を尽くしても足りないほど。
私が弁護士になった頃はまだ黙秘権を行使するといえば眉をひそめられるような時代だったが(今でも一部ではそうだが)、高野弁護士等ミランダの会の地道な活動により黙秘権の行使が防御のための有効な手段の1つとして認知されるようになった。
また、高野弁護士自身が身を以て示してこられた法廷でのあり方や、高野弁護士の著書、訳書、高野弁護士の尽力で実現した米国のトップローヤーによる研修等によって、日本の刑事弁護の法廷弁護技術を底上げしてこられた功績も大きい。
私は尋問前にはいつも高野弁護士の著書や訳書を読み返すようにしている。
高野弁護士は、日米の刑事訴訟法、特に証拠法に精通しておられ、法を武器に戦う術も体現されている。
そして、何より法廷での語り口。
高野弁護士が話し始めると思わず聞き入ってしまう独特の空気感がある。
高野弁護士が多数の無罪を獲得されているのはきちんと理由があってのこと。
なお、念のため。
黙秘権は黒を白にする手段ではない。
被疑者は身体拘束を受け、自分に有利な証拠は収集できないが、捜査機関は証拠をすべて持ち、客観証拠との整合性を確認できるという力の圧倒的不均衡がある。
黙秘権は、それを、少しでも是正するための防御手段に過ぎない。
実際、自分の無罪を必死に訴えてつい言いすぎてしまったことや、事件当時の混乱のため記憶が曖昧なことをつい言い切ってしまったことが理由で、他の証拠と矛盾しているから供述が信用できないとされた被疑者被告人は山のようにいる。
日本の刑事訴訟は白いものをきちんと白とするために多大な労力をかけなければいけない状況にある。
高野弁護士が、今回もそのために力を発揮されることを、ワクワクして待ちたい。ゴーン氏が、弁護団を総入れ替えし、弘中惇一郎氏を氏名したことは、大きなニュースになりましたが、その弁護団に名を連ねた最強の「無罪請負人」についてはあまり報道されていません。その弁護士の戦歴を解説します。
>ただ、実は、法曹界が震撼したのは、この2人の存在だけではない。注目を集めたのは、静かに弁護団に名を連ねたもう一人の「スペシャリスト」の存在だ。
>高野隆。刑事裁判の世界でひたすら無罪を積み重ねてきた「戦う弁護士」だ。
いやほんとこれ。刑事弁護士界のレジェンドですよ。
なんとなく財界人の弁護をしてるイメージも湧かなかったので、よりびっくり。
どうなるか楽しみ。