メルカリがシェアリングエコノミーに関する共同研究を実施、新たな消費モデル「SAUSE」とは?
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注目のコメント
今日の日経新聞の朝刊一面にも興味深い記事があった.
「「ムダ」排除が生む低温経済」
最近,時間が無くて,新しいことを考えられなくなっているので,以前のコメントを再掲する.
https://newspicks.com/news/2640611?ref=user_2112738
シェアリングエコノミー(のサービス)は3パターンあると思う.
① 所有せずに必要な時に利用する.カーシェア.Airbnb.銭湯.コインランドリー.
② 所有していたものを再配布する.中古.リユース.
③ ある目的のために自らの能力,リソースを提供する.VALU.Timebank.
なぜシェアリングエコノミーが広まりつつあるのか.
1. テクノロジーの進歩.インターネットを通じてマッチングが容易になった.ネットを通じた仲介ビジネスが出てきた.将来は仲介もなしにP2Pで繋がるはずである.
2. 消費意識,ライフスタイルの変化.物があふれ,価格が下がり,物が手軽に手に入るようになった.デフレ経済だからだけではない.テクノロジーの進歩で限界費用が下がりつつある.物欲が減少している.物を所有するのではなく,誰かと物やサービスをシェアしたほうが効率的だと思うようになった.つまり,消費者が賢くなった.物欲から経験を重視するようになっている.
3. 経済格差拡大.シェアを利用すれば格差を超えられる.
シェア経済は,自由主義的な個人の自由・幸福と,社会主義的な集団の利益を同時に最大化することができる.AIDMAやAISAS的なモデルはいっぱいあるので、食傷気味ですが、以前から言われている「売ることを前提とすると高価格帯の商品を新品購入する」というものが、数字で出ているのが面白いです。メルペイの文脈で、この事実は店舗獲得に有用だという議論がありましたが、この調査結果などはそのまま提案資料に使えそうです
リセルバリューとブランドエンゲージメントってあると思いますけど、なかなか研究、解明されていない領域。
昔からあるけど、改めて今の時代、ブランド価値が、購買後に移っていることにも注目していくべきだと思う。
そのあたり研究しないといけませんね。