【足立光・1万字】P&Gで学んだ、3年おきに大ヒットを出す法則
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振り返りこそ成長の早道
──P&Gでは、「すべてのアクションに目的を持つこと」以外にも、「振り返りを徹底すること」ことが社員で共有されていたそうですね?
P&Gはレビュー(振り返り)を徹底的にやる会社でした。
一つ一つのキャンペーンやプロジェクトに対して、その結果をみんなに報告し、なぜ成功だったか、失敗だったのかを話し合うのです。
ところが、日本企業はもとより、外資系でも、レビューをちゃんやっていない会社が多い。
特に外資系の場合、社長や責任者がよく代わり、前任者が始めた案件をレビューしなくなってしまうことが多々あります。
注目のコメント
取材の90分間、あまりに楽しくてペラペラ話してしまったので、今朝のアップまで「変なこと言ってたらどうしよう?」とハラハラしていましたが、きちんとまとめて頂けたニューズピクスの編集の皆さまには感謝です。「イロモノ」キャラの私にしては、写真がハードボイルドで驚きました笑。
「就活中の学生さんとか、20代のビジネスパーソン向けに話してください」と言われたのですが、結局、「人と違う人生を送りたければ、人と違う選択をする」「時間は有限で公平。どこに時間を使うかは、自分自身の判断」ということに尽きます。何かの参考にして頂けたら嬉しいです。50歳を過ぎても挑戦し続ける人生は刺激的で楽しい。そう言って笑うと足立さんはファッションも挑戦的。オランダのデニムブランド「G-Star RAW」を着こなしていらっしゃいました。若い!
異なる業界で3年おきにヒット企画を飛ばすーー。PG、コンサル、飲食、そしてVRゲーム。バラバラの業界で活躍してきた足立光さん。
特にマクドナルドで、名前募集バーガー、マクドナルド総選挙などのヒット企画を連発、同社を奇跡のV字回復に導いたマーケターとして著名です。
その背景には、P&G時代に得た「すべての行動には目的がある」という思考がありました。足立さんの熱い活動エネルギーを感じます。そのエネルギーによって生み出されるクリエイティブパワーがビジネスを変革し、社会を変える。
「人の2倍働くと、2倍の結果になります。ジャック・ウェルチ(GEの元社長)も明確に言っていますが、結局、成果とは時間の使い方なのです。仕事にも、生活にも余裕を持ちながら、短期間で上を目指そうという考えはそもそも矛盾しています。」
自然に平等に与えられているのが、時間という資源。行動の目的を明確にして、時間を有効に使えば、目的は達成できる。