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いよいよ、本格的な就活シーズンがスタート。社会人も異動シーズンを迎え、我がの身を振り返り、新たな挑戦を考える時期だ。なかには転職を検討する人も多いだろう。そこでNewsPicksでは、社員による自社評価サイト、Vorkersと学生就活情報サイトワンキャリアとコラボ。学生人気の高い企業は果たして、本当に社員にとって働きがいのある良い会社なのかを、徹底検証。各界で活躍する人気企業OBが明かす人気企業の本当の中身についても、明かしてゆく。
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これまでの求人サイトは、掲載される情報を企業がコントロールすることができました。また、お金を多く払った会社が上位表示されました。
しかし、社員クチコミサイトVorkers は、社員の生の声がダイレクトに反映されます。また、クチコミスコアの高い会社が上位表示されます。
個人に対して透明性の高い情報を届けることにこだわって運営しており、一見の価値のあるサイトだと自負しております。
一方で、Vorkers に掲載されているのは、あくまで他人の声です。誰かにとって良い会社が必ずしもあなたにとって良い会社だとは限りません。その逆もしかり。
Vorkers のクチコミやスコアをそのまま鵜呑みにして会社を選ぶのは愚かなことだと思っています。
就職活動生の皆さんにとって大切なことは、自分は何を大切にして会社を選ぶのかを、自分で決めること。そして、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の頭と心で会社を選ぶことです。
対談は北野さんのキレキレ感と私のボンクラ感が良い感じでブレンドされてます(笑)
麻野さんも私も「そもそも論」「ビジネス」が大好きなので、ついついお会いすると理屈っぽい話で盛り上がります。他方でキャリア論の大家である金井教授がキャリアドリフトの理論で唱えたように
節目以外はキャリアをデザインしない。
“流される”ことで偶然をチャンスに変える
ことも大事だと思います。あくまでランキングは情報の一つ。
溢れる情報の波に飲ますぎず、自分なりの思考の軸をもつことを大事にしていくことも大事だと、私自身も再確認できた対談でした。麻野さん、佐藤さん、福地くん、ありがとうございました!
そして、ベストセラー『転職の思考法』の著者、北野唯我さんとVorkers副社長の麻野耕司さんに、ランキングの解説と共に、情報過多時代の仕事・会社選びの鉄則について語って頂きました。
・体臭のある会社が狙い目
・穴場企業は存在する
・人気企業は入ってもレッドオーシャン
など金言が続出の記事です。就活生や転職を意識していらっしゃる方にお読みいただけると、速効性があると思います(笑)。本日から7日間、どうぞ、よろしくお願いいたします。
どうしても外側のイメージ=人気度で選び勝ちな企業の分析に、こうした内側の実力=評価のしっかりとした分析が加わっていくのはとても良いことですね。人気度ランキングに対してVorkersは企業の口コミランキング(食べログ的なもの)なので、あと最後は信頼できる誰かのコメント(Retty的なもの)があれば最終的な意思決定はされやすくなるでしょうね。
対談の内容はまさにその通りだな、と思うことばかりですが、特にエンゲージメントにおいては「経営が言行一致、つまり言っていることとやっていることが一緒」というのは、胸に問いかけてぐさっときました。ブランドって約束ですしね。商品だけでなく、企業も、約束したことをしっかりと実行できているかが、採用候補者たちに対するブランド形成にきいてくるということですね
以下の部分をテイクノートします。これからのジャーナリズムは記者個人のエンゲージメントが大切だという私の持論と合致します。
「P&Gやグーグル、マッキンゼーのような組織は、社員をロイヤリティーではなくエンゲージメントで束ねているため、社員が自発的に働く。だからこそ生産性が高い。
そして当然、生産性の高い会社は業績が良いともいえます。」
またここでも触れられているように満足度は期待値ギャップ。ある人にとっては居心地の良い会社でも、後々居心地が悪くなりそうな人まで変な期待を持たせて入社してもらうと満足度は下がる。つまり満足度の低い会社は社内施策が間違っているのではなく採用段階でのアンマッチなのかもしれない。これは産業医として相談を受ける時にも常々感じる部分です。
金言たくさんですが、99%の人は本当に「やりたいこと」などない「being型」なのにやりたいことを探し求めて彷徨っていて、そこで迷わなくていいんだよ、とメッセージを送ってくれているように感じます。
そういう人がやりがちなのが、商社やメガバンクに落ち着く道とのこと。実感ありますし、冒頭のランキングでもワンキャリアのお気に入り登録順位トップスリーは総合商社なので、このご時世こういう数字が出ること自体がいろいろ物語っていると感じます。
後半の外資系企業の話は総論正しいと思いますが、中の人と話していると、大きい組織になるほど会社の中の役割分担はいろいろなので、全員がバリバリキラキラできるわけではないという認識です。
会社運営のシステムがしっかりしている分、システムに乗って働くだけになっちゃうとつまらなくなってしまう例を見ることがあります。
また、「やりたいこと」がでてきたときに実現するために「できること」を増やすのも重要で、それが人材の市場価値につながると思います。
また、記事の中である入社前と入社後のギャップを減らすのは、とにかくインターン。1日や2日のインターンはインターンではなく会社説明会の延長なので、そうじゃなくリアルに働くインターンが根付けばギャップは減ると思います。学業に集中してもらうなら卒業後のインターンや卒業後の就活だってよいし、企業もそう変わらないとよい人材採用できないというループに変わりたい!!
"麻野さんはリンクアンドモチベーションがまだ「ニッチ」だった時に入社しました。だからこそ、競合がいないところにポジションを取ることが出来たのだと思います。"
あとは、実家の親の意見にも影響されすぎないように。業績が良かろうが悪かろうが、レガシー的な知名度のある会社を推してくる傾向があります。また、外資に対する否定的な意見もまだまだ多いはず。
実家と言っても、最先端のビジネスをよく知っているようなケースは別ですが、普通はそうでないことが多く、田舎に行けば行くほどレガシー企業を好む傾向があります(レガシーでも良い企業はもちろん沢山あるので、ダメという話ではないです)。あとは、役所。それが悪いということではなく、幅広い視点で一度考えて、自分の将来を自分の考えで自己決定することが大切です。
もちろん、そんなの分からないよという人も多いと思います。それはいる意味で仕方がないことなので悩まない方がよいですが、ここに出てきているような一般的知名度以外の視点を持ってみることで、色々な可能性や考えが出てくると思います。
年に2、3回ぐらい、東京などの大都市と地方の大学で講演をする機会がありますが、地方の場合はかなりの割合の学生さんが地元の市役所や県庁の公務員が第一志望といいます。それは悪いことでもなんでもないですが、他の選択を考える人がとても少ないことが気になります。
大都市でも画一感は感じるので、情報の流通の仕方に課題があるのかなと。