ドコモが開発した“曲げて使う”5Gアンテナの実力
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SWR(定在波比)がどれくらいになるのか気になる。
SWRとは、アンテナに供給したエネルギーがどれくらい効率的に空中に放出されるかの指標です。「そんなの100%に決まってる」と思われるかもしれませんが、インピーダンス整合が取れていないと一部は反射して送信機側に戻ってきます。そうすると、送信機は一生懸命送信しているのに実はアンテナからでる信号は弱かったということとになりますし、反射して戻ってきたエネルギーは熱になって送信機にダメージを与えます。
定在波比
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%9C%A8%E6%B3%A2%E6%AF%94面白い。
けど、ケーブルを使ってミリ波帯を遠くまで伝送するにはケーブルのシールド特性を上げてやる必要があるが、アンテナとして活用するには程良く漏洩させてやる(シールド特性を下げてやる)必要があるから、両者のバランス調整が難しそう。
それに5G基地局は極力低周波帯で処理してアンテナ直近のホントのギリギリ最終段でようやくミリ波に持ち上げてやるほど損失がシビアだから、そんなミリ波の伝送となるとケーブル自体あんまり長い距離は引き回せないんだろうなー、という点も気になる。
追記、
電波の飛びにくいミリ波帯の通信を成立させるための必須技術であるビームフォーミング(複数アンテナで電波の位相を調整して指向性を制御することで、基地局が携帯電話めがけて電波を飛ばすことができ、伝送損失をカバーできる)が使えない時点で実効性に疑問。