研修医ら残業の上限「年1900時間」、厚労省検討
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当院の研修医の先生は、ルールとして当直明けは必ず休みになっています。一方で、研鑽を積む先生たちは緊急オペなどが入ると診療時間外でも深夜でも休日でもワラワラとやってきては、診療や手術をしたりします。
つまり時間外労働が多い=ダメ、とは思いません。
無駄が極めて多いのは事実ですけどね。
病院毎に研修医のモチベーション、体制、人的資材がかなり違うのは間違いありません。施設・地域毎などのデータが見てみたところです。
注目のコメント
この時間医師が働かないと地域がもたないっていうけど、医師も地域の中の1人だと思うだけど。この時間働いて過労死したら、だれが責任取るんだろう。研修医の4人に1人は抑うつという研究があるにも関わらず、どうして時代に逆行する政策をとるんでしょうか。
当院ではここまで働いてないと思ってたんですが、今の診療科は7-9時勤務なので、残業は一日5時間+毎週当直15時間なので、月160時間残業になる。年換算だと1920時間と意外と簡単に越えるので、計算して、びっくりしてます。ただ研修医は当直明けは休みなので、もう少し残業時間は短いかも。ただ確実に後期研修医は1900時間超えてると思う。
大事なのは、現状1900時間以下のところが研修医は1900時間まで働かせられるぞーってならないようにすることと、数年後までに960時間という一般人と同じ水準まで下げることを数値目標にした上でやること。この2点守らないという地獄の研修医になります。ほんとに人が死にます。医師が。集中して技能向上のための診療が必要なら、集中して技能向上のための診療だけができる環境を用意してあげて下さい。
本当にその時間の全てが研修医たちに必要なことをしている時間だと思っているのでしょうか?何もわかっていないとしか言いようがありません。
すでに8年前のことですが、研修医の頃は実際に2か月間泊まり込み研修をしたことがあって、運動部の部活のような高揚感と達成感も感じて、そういった研修も良いなぁとすら、個人的には思ってますが。
ただ制度として過労死ラインに上限を設定するのはどうかと思います。
実際、当直明けも帰れないし、年間で病院に行かない日なんて数えるほどもないし(海外学会の開催期間中だけという年もありますし)、年に2000時間くらいは時間外だけで病院にいることもあるのは事実でしょうけれど。
本当に医師を消費財として消費していって良いと思っているのでしょうか??何年後にはどれくらい足りなくなるとか、働き方改革とか言っても変える気があるように思えませんし、かたやAIで医師が要らなくなるとかいう話もありますが。
その医療圏の何万人・何十万人に医療を届けるためなら何人かの医師の命は軽んじてもよいという制度のように感じてしまいます。
医師も患者も、一般市民も納得できる制度設計をお願いしたいところです。時間をおいて改革していくための変化を何も現場では感じられません。もうすぐ1年たつ研修医の友人が「3月始めから21連勤始まる。地獄だ」と言っているので可愛そうです。年1900時間て笑っちゃいますね。
2017年時点で日本含めたOECD加盟国35ヶ国で比べると、日本は1000人あたり医師数2.3人で30位。上位には北欧諸国が多い。
医師数自体が少ないなら
・医学部もしくは定員を増やす
・医師限定の権限を他職種に委譲する
・機械化を早急に進める
さっと思いつくのはこの3つくらい。
どれも医師会の抵抗がありますが、1番現実的なのは3番目ですかね。看護師・助産師の数は他国に比べてそう少ないわけではないようなので、2番目もぜひ進めればいいと思いますが……。