男女の賃金格差の公表を義務づけると差が縮まる
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賃金の男女格差を可視化することで、同じ業務をしているにも関わらず無意識に発生している給与差を認識するきっかけとなっているのかなと感じます。
例えば給与交渉において、多くの男性が交渉を行い高い賃金を獲得する一方、女性においては交渉をほとんどしない性差があると言われています。会社は無意識に、交渉上手な男性社員の給与を上げてしまっていないでしょうか?交渉上手はひとつの能力ではありますが、本当にそれは会社の貢献度において交渉下手な社員より優れているのか冷静に見直す必要があります。
また女性社員が良い業績を残した際、本人が述べる「皆さんのおかげです」「たまたま運が良かっただけです」という言葉を鵜呑みにして、本来与えるべき業績に合った賞与を減らしていないでしょうか?
男女格差のない環境であると自負する企業ほど、数あるサンプルの共通項を固めてステレオタイプを作り出してしまいます。データによって無意識バイアスによる偏向がないか俯瞰し、常に偏りを正していくことが必要です。
注目のコメント
【人事戦略デザイナーの視点】
男女格差もさることながら、最高値最低値の格差も公表することをお勧めします。
多くの日本企業は、恐ろしいほどの時間とコストを人事考課にかけている割に、ほとんど賃金や年収に格差をつけられない。
そもそも、実力主義というのならば、だれの目にも明らかな不均等配分をすべきである。
また、義務化、ルール化での是正はやらされ感、抵抗感を助長することがあり、この記事の効果についてはやや疑問が残ります。