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1)独連邦情報セキュリティー庁(BSI)当局者、および内務・外務省のサイバー防衛専門家2人は、ドイツや他国で行われた調査では、ファーウェイの不正行為を示唆する証拠は得られなかったと話している。
2)通信大手のドイツテレコムは、世帯向けファイバー接続への巨額投資を行わない戦略をとっており、ドイツのインターネット速度は、他の欧州諸国や大半のアジア諸国に比べ見劣りする。
日本やアメリカの議論を読むと、やはりファーウェイを使ってセキュリティ関連の具体的な事例を明かすべきと感じる。感情的にファーウェイを排除したいなら、感情問題として処理し、
問題があったら示す、これはルートではないか。
さらにアメリカの装備などを使ったら絶対にアメリカ政府の監視を逃れる保証があるのか、
スノーデン事件をちょっとだけでも振り替えてみれば分かる。
しかしそのアメリカに対してはほとんど反発の声が聞こえない。問題視しない。
これでは公平とは言えない。
現在の懸案は、
ロシアとドイツの天然ガスパイプライン計画
に対して、アメリカがロシアを助けている
として、そんな事をする国は助けられない
と発言。
一方ドイツは、ロシアを孤立させるのは間違い
とアメリカを批判。フランスはこのパイプライン
を支持している。
ドイツでは、2038迄に石炭火力の全廃を目指して
おり、その為にも天然ガスは重要。
イラン核合意に関する非難。
そして極め付けは、米国による車の関税問題
に関して、メルケル首相は、
ドイツの車メーカーが良い車を作っている事に
誇りを感じる。そのBMWが一番沢山クルマを
作っているのは、サウスカロライナで、バイエルン
では無い。そんな状態で国家安全保障に問題
が有ると発言するとは心配で有ると、
先日ミュンヘンで行なわれた、安全保障会議
で発言して、拍手喝采を受けている。
ファーウェイに関する報道は、メインには
出てこない。
いずれにせよ、トランプ大統領がいくら吠えても、欧州国は昔のようにアメリカの意見を尊重しなくなりました。
これは、トランプ大統領が概ね嫌われているというだけでなく、米国に追随するリスクとメリットを冷静に考えている証拠でしょう。
日本は、軍事防衛面でアメリカの傘の下にいる以上、アメリカの方針に追随せざるを得ない状況ですから、岩田 太郎さんが予想する通り、このままでしょうね。