世界を一変させる日本発、画期的半導体 京都大学初のベンチャー、酸化ガリウムの新技術
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記事のフロスフィアは、京大発のベンチャーだが、東大エッジキャピタル(UTEC)の投資先(①)。entrepedia見ると、京大イノベーションキャピタルもシリーズCで入っているが、UTECがシリーズB・Cのリードだと思う。
半導体は計算・記憶用途以外に、エネルギー変換用途(パワー半導体)としても用いられ、動力として電気がもっと使われるなかでは、パワー半導体の効率(変換効率とコスト効率)は重要。
ソフトより開発に時間がかかるものだが、こういったものを時間をかけて投資して育てていくUTECの強さを感じる事例。
UTECについては、NP編集部の記事も併せて(②~④)。
①https://www.ut-ec.co.jp/portfolio/flosfia
②https://newspicks.com/news/2634335
③https://newspicks.com/news/2644009
④https://newspicks.com/news/2634327なんかこの記事の1ページ目を読むと、この会社が「さも酸化ガリウムを開発した」かの誤解をする人も出てくると思う。
だが調べてみれば、酸化ガリウム自体は他でも開発に取り組んでいる企業などがあることに気づく。酸化ガリウム自体は既にその分野の専門家には知られた存在なのだろうし、この会社が開発したのはその酸化ガリウムの新技術ということになるのだろう。
どの技術が優れていて先に量産できるのかは僕には分からないが、他にも開発している企業があると知るだけでも意味があるだろうと思う。
https://eetimes.jp/ee/articles/1812/13/news033.html酸化ガリウムは、初めて聞きました。恥ずかしながら。
調べてみるとシリコンなどと同じように溶融状態からの引き上げ法で母材を形成できるようで、窒化ガリウムなどと比べて素材コストが安いという点と、
耐圧を高く設計できるというところがポイントのようです。
電子移動度が低いのであまり早いスイッチングはできなさそうですが、それでもパワーを扱えるという意味では利点なのかと思いました。