「無料タクシー」はなぜビジネスとして成立するのか
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注目のコメント
タクシー内で広告を出すモデルは良いと思いますが、課題は損益分岐点をいつ越えるかだと思います。
というのも、
・タクシー1台1ヶ月のコストは約43万円以上
・タクシーの原価は約73%が人件費
であり、この額以上の広告収入が求められるためです。
ちなみに個人的にはカーシェアでの広告に注目しており、カーシェア車両の外側に広告を表示できないかと考えています。カーシェアだとコストが下がるため、その分広告収入でなんとか黒字にできないかと思っています。
タクシーとカーシェアの1台・1ヶ月当たりのコスト比較
・タクシーのコスト:少なめに見積もって約43万円
・カーシェアのコスト:約12万円
具体的な収支分析、広告の表示方法については以下参照
https://www.innovation-blog.com/entry/free_carshare1年ほど前は自社でドライバーを雇ってっていう話でしたが、やはり法的にクリアできなかったようですね。
もらうのは広告費で運賃じゃないから法的にオッケーなんだもん!という、もう無茶すぎるスキームでしたからね。
タクシーを借りきるやりかたは運賃規制回避のためにウーバーがやっていて、今のところ当局は見ないふりをしているようですから、これで法律はクリアかな?
これも脱法行為だからいつ規制されてもおかしくないですけど、とりあえずオリンピックまでは良さげ。
しかし、広告主からしたら、広告を見てくれたらタクシー代は持ってあげる!って事ですよね。
タクシー借り切りならコストダウンも全くできない。
ますます無茶だー。
クラウドファンディングで既にお金を集めちゃってますから、強気でいくしかないのかな?配車アプリを通じて乗る人物像を特定し、ターゲティングするこの取り組みは、タクシーを「媒体」とする点では面白いと思う。
ただ、現時点での課題は「個人利用」をどう特定するかではないだろうか。
この媒体は、限られたタイミングで広告を当て、高い確率で獲得することが求められるので、やはりメインクライアントは一回獲得単価の高いジャンルになるだろう。
そうなると車やマンションなどの高額商品以外では、パーソナルな要素が高い商品やサービスが多くなり、このジャンルは「個人利用」でないと、利用者は予期せぬタイミングで同乗者に個人的嗜好や生活傾向を知られることになり、思わぬクレームになるかもしれない。
このサービスへのアイデア提案としては、サービスを解放することから生まれる特定が難しい「個人利用」を避けるため、限定された「個人」にのみサービス利用者を限ること。
そうすることで協力タクシー会社も、クライアントも、利用者にもメリットが高い媒体になると考えられるので、是非、検討してもらえればと思う。