中国の滴滴出行:大規模な人員削減に着手へ、事業見直しで-関係者
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注目のコメント
中町さんがお書きの通り、一部の都市(特に上海)ではMeituanなどの競合が出てきています。
私も両方使ってます。呼びにくい場所や時間帯では両方開いて早く呼べた方を使うのもザラ。
ただし、アプリの作り込み度合いはDiDiが圧倒的で、ヘビーユーザー特典もつけるとDiDiの割合が最近高いですね。
ただし、Meituanも都市拡大を止めると発言していたりしているので、競合によるシェア低下が本質ではなく、DiDiのマーケットシェアが圧倒的No.1になり、拡大スピードより組織効率を重視するフェーズに入ったからだと思います。
また、タクシーが固定価格である以上ライドシェアそのものの単価もあげにくく、結果ARPUをあげにくいので粗利率が思ったより上がっていないというのもあると思います。
上海で一定シェアを取っていたMeituanが拡大しない宣言をしたのもおそらくそれが理由か。
ちなみに日本だとどうせ採用するのになぜリストラするか理解できない方もいると思いますが、アメリカや中国では雇用の流動性が高く、一般的には「就社」ではなく「就職」をします。なので、社内でのポジション調整は非常に稀で、会社側も本人もあまりやりたがりません(基本的に各個人がキャリアパスを考えており、能力ある人は仕事を見つけれるので違うポジションを嫌がるケースが多い)。
なので、そのポジションがいらないとなったら、リストラし、新しいポジションを外部採用します。その場合、社内の人が応募する場合も外部と同じように面接するケースが多いです。滴滴社は、もともとタクシー配車は儲からないので、乗合車や契約ハイヤーなどで利益を出そうとしてきた。
交通ソリューションという事業ビジョンの中で、ポートフォリオの調整が入るのは仕方がない。
この動きは、前向きに評価したい。