【教養】今こそ学ぶ、「プラスチック器時代」150年物語
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2017年末の「チャイナ・ショック」は衝撃でした。「廃プラスチック」を爆食いし、日本もすっかり頼りにしてきたていた中国が、その一部停止に踏み切ったからです。
本日はTBMの挑戦に加え、現代最大の発明とも言える「プラスチック器時代」150年史を振り返ります。
そして、日本からうまれる大量のプラスチックごみはどこへ向かうのか。「プラスチック器時代」に生きる我々自身が、再考するときが来ています。海洋ゴミの問題は、本当に悩ましい。一昔前の公害問題であれば、「その製品つくるのやめます」という解決方法をとることができたのですが、海洋ゴミの問題は、それだけでは解決できない。社会全体で解決する必要がある問題です。
個人的には、人が活動する以上、ゴミが意図しない形で流れていく、というのは避けられないんじゃないかと考えています。ごみ処理をちゃんとやろう、では解決しきれない問題がある。
化学屋素材の力で解決したいところではありますが、どちらかというと、海洋に流出したゴミのうまい回収方法が見いだせないかな、と期待しちゃうところ。
オランダのスタートアップの海洋ゴミ回収ベンチャーである、ocean cleanupには注目しています。
https://www.theoceancleanup.com/
先日、First trialが終わったみたいですが、改良の必要性がわかったようで、今後が気になります。諦めないでほしい!
あとは、ゴミ拾いベンチャーのピリカさんは、地に足の着いた地道な調査活動を続けられていて、大ファンです。色々な河川からゴミを集めてきて、どんなゴミがどれくらいの量流れているか、を調査されています。こういう調査なしには、効率的なアクションを決められないはずなので、ありがたい限り。
https://corp.pirika.org/
ところで、父ちゃんの好みの影響なのか、なぜかうちの子たちの間で、素材あてクイズが流行しています。コップを指して「これはガラス?」「そうだね」「これは?」「それはステンレスかな・・・」「それはプラスチックだね」。
と、いうわけで、プラスチックってなんだ?というのを未就学児にも説明する必要に、日々迫られているわけですが、これがなかなか難しい。
熱をかけるとぐにゃっとなる、熱可塑性樹脂のことをプラスチックと呼ぶのだと思いますが、たとえばフリースに使われているのはPET繊維。広い意味ではPETボトルと一緒。
そもそもの用語の定義の問題でもあるんですが、いろいろな場所で、いろいろな形で使われているんですよね。
排気設備さえしっかりしている場所を確保できれば、いろいろ火にかけて、グニャッとなるかどうか、子どもたちと実験したいと考え中。“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術
カネカの技術もすごいですが、積水化学の技術も素晴らしいです。
まさに「都市油田」ですね。
https://www.sekisui.co.jp/news/2017/1314802_29186.html
https://diamond.jp/articles/-/164438