米大統領、非常事態宣言へ 壁予算確保で対立先鋭化
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「壁」が含まれない議会の合意案に署名することで、従来の主張を取り下げたと支持者に受け止められることを恐れたのでしょうか。
まさに「自縄自縛」に陥りつつあります。
「国境の壁で、トランプは自縄自縛に」
https://globe.asahi.com/article/12117764トランプさんは、ある意味でぶれないですね。
しかし、状況認識が間違っているのでやっていることは間違い。
なお、「トランプはこれを公約していた。したがって、これをやらせるのが民意の尊重だ」という意見は間接民主主義を理解していない発言だと思う。
間接民主主義の候補者は、一つの政策で評価されて当選するわけではないですし、一つのことだけにコミットする立場でもないです。
間接民主主義では、「統治権」あるいは「政策提案権」を一括して期間限定で委任しているだけで、選挙人は一つ一つの政策に全面的に賛成したわけでないです。また、有限の候補者の比較による投票なので、ある政策に賛成でなくても、他の論点で賛成なら選らばざるをえないのです。
したがって、議会で賛成を得られないことについて、大統領が公約が実現できないことはかえって健全なのです。議会もまた、「統治権」あるいは「政策提案権」を委任された存在なのですから。
それに、仮に公約という話をするとしても、下院選挙での民主党の公約も「壁建設反対」ですから、民主党が多数になったことで、公約が支持されたということになります。甚だしい職権濫用です。米メディアが伝えるトランプ大統領の日常は、公務にもまともにつかず、側近のアドバイスを受けることもなく、一人で妄想を膨らませているわがままで孤独な老人です。共和党には大きな責任があります。税金を浪費し、国家公務員の貴重な労働時間を奪う、トンデモ政策を認めてはいけません。少なくとも、共和党として懸念を表明すべきです。