エアバス、Ａ３８０機の製造中止を発表
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初めて380に乗った時のことは忘れない．シンガポール航空だった．静かな機体で，意味もなく２階に上がったりもした．
超巨大旅客機の開発構想が出始めたのは８０年代だと思います．２１世紀には航空需要が伸びて，世界中の空港が混雑する．そこで，将来は1,000席級のスーパージャンボが必要だと言われていた．エアバスのＡ3XX計画に合わせて，ボーイングも747の上をいく超巨大機VLCT（Very Large Commercial Transport）構想，そこから747Xの開発を発表していました．しかしボーイングは市場調査の結果から計画を中断し，巡航速度をマッハ0.95に上げた高速機のソニック・クルーザーに方針転換しました．しかし，9.11テロ後の航空需要の落ち込みで，これも中断し，環境性能重視の7E7（後の787）の開発を始めます．ボーイングは，ハブ空港とハブ空港を大型の旅客機で結ぶ時代から，Point-to-Pointに中型旅客機で結ぶ時代が来ることを見抜いていました．一方，エアバスは，そうはいっても乗客が集中する路線では大型機は依然として必要であろうとして，Ａ3XXあらためA380を諦めなかったのです．
将来はどうなるでしょう？航空機ビジネスは10～50年に渡る．大陸間を結ぶ航空機はどうなるのか？読みは難しい．先日、Emiratesが発注機種を変える可能性が報道されたあたり（下記、またその後Qantasもキャンセルを発表している）からほぼ規定線ではあるが、どこか寂しい。
https://newspicks.com/news/3642888
コンコルドは、期待されていたが燃費が悪く広がらなかった。ただ最近になって超音速機の開発の話が出始めている。
A380のような超大型機も、もっと経済が発展して、Point to Pointでも大量輸送需要が必要になってきたときに、再度アイディアとして出てくるだろうか。仏Airbus社が誇る巨大旅客機「A380」の製造中止発表、、、、。悲しすぎる。悲しい。総2階建の巨大ジェット機は、広さから超豪華な内装や広い共用部がウリでした。乗降をスムーズにするために2階にも直通のタラップが接続できるため、A380就航の空港では、わざわざ3本目のタラップを新造してA380に対応させているので、機体そのものが製造中止になってしまうと、新規に今後、空港側が対応することがなくなると思われるので、現在のA380路線が広がるのも難しくなるかもしれない。。。そういう意味では、5月24日の日系航空会社初のA380である、ANAの成田ーハワイ路線への3機のA380投入は、ある意味、この歴史的な機種最期のお祭りになるわけですね、、。寂しい。
