旅行がキャリアに役立つ6つの理由
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旅行というのは高度で不思議な消費だと思います。
高度、というのは、つまり、「旅行なんてしなくても生きていける」という意味で衣食住のような生活必需品でもなければ、生活を便利にしてくれる耐久消費財でもない。
多くの人は、家賃を払って家に住んだり、定期券を買って通勤通学したりして、そして仕事をして給料もらったりしていると思いますが、
旅行の間、寝泊まりしない家の家賃を無駄にし、定期券を使わずに無駄にし、給料を得られる仕事を休み、
そして、旅行のために、宿泊料金や交通費を追加で払うのです。
日本人による日本国内旅行消費額の平均は一回あたり約5万円、訪日外国人の一回あたり日本での消費額は15万円です。
いずれも安い消費ではありません。
それでいて、得られるものは「思い出」とか「視野の広さ」とか「同行者との絆」とか、極めて曖昧で形のないものです。
だから「キャリアに役立つ」と言われても違和感はありません。
高度で不思議な消費、だから旅行産業に魅せられています。一応世界100ヶ国以上行きましたけどそれがキャリアに役立っているかといえば、多分皆無でしょうね。
正直旅行好きにとっては、一昔前ならともかく今時只の旅行を変なキャリアハックみたいなものに結びつけるのは、なんか違和感があるんですよね。
最近の世の中は何でもかんでも仕事やライフハックに結びつけすぎだと思います。
旅行なんて、なんの役に立たなくても、本人が楽しかったらそれでいいし、そもそも娯楽や趣味というものは、本来そういうものだと私は思います。私が今のところ人生で一番お金をかけているのは海外旅行ですが、キャリア形成の為でなく、海外旅行に行きたいから、頑張って働けたというのが正直なところです。
海外旅行に行く時、圧倒的に一人旅なのは、滞在型旅行を何度も同じところに行くからです。
誰も、西海岸に50回以上付き合ってはくれないと思っています。