堺屋太一氏の遺言「2020年までに3度目の日本をつくれるか」
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すべての日本人必読、そしてその上で、これからの日本がどうあるべきか、堺屋太一氏亡き今、考えるべき。
"アメリカやヨーロッパが文明を転換をしている間に、日本はひたすら規格大量生産を続けた。だがら、その間の80年代に輸出が猛烈に伸びたわけです。欧米と日本の文明のズレが、一時の繁栄をもたらしたんです。これが1つの日本の頂点、戦後の頂点ですが、それでそれが行き過ぎてバブルになって大崩壊した"
まさに日本が "Japan as number one" と言われて有頂天になったことが、その後の日本を沈ませる要因となったというのが私の持論だが、堺屋太一氏はその前後の時代をまさに当事者として携わり続けたわけで、その言葉は重い。
一方で堺屋太一氏は長いこと「官僚制度の破壊」を唱えきたが、私は、もはやそれは文字通り「役人」という言葉で代表され「官僚」に限った話ではないと思っている。
今でも日本経済を支える大企業の多くも、大型化と大量化と高速化という規格大量生産で勝って来た企業だ。企業はgoing-concernが旨であり、仮にトップがどんなに言葉で変革を叫んだところで、自社を存続することに長けた人間が結局は企業の中の官僚組織を支配しており、やることは我田引水の自己保身のための手打ちばかり。
それじゃあ、一体何がやれるのか?もしかしたら、日本企業はすべからく外資に支配されることによって、企業内の官僚機構を破壊してもらうか、GAFAに代表される新興テクノロジー企業に駆逐されるといった外圧による荒療法しかないのかもしれない。太平洋戦争の敗戦によって、2度目の日本に変わらずを得なかったように、ここで徹底的に叩き潰されてしまわないと、3度目の日本はないのかもしれない。
しかし、それを望む者はいないだろう。私も当然、望まない者の1人だ。そのとき、堺屋太一氏の言う3度目の日本はどういう日本か、しっかりと考えることが残された私たちの仕事だろう。昔、ペリー提督が浦賀に来た時に難儀したのが、堺屋さんのいうお役人つまり今の官僚なのです。上には弱く、下には強い。全く責任を取らないアホ集団。結局、その頃のお役人が結んだ不平等条約に何年も日本は苦しむわけです。
そして、明治維新後、半世紀ぐらいしてから、このお役人が官僚と名前変えてまた日本を牛耳ったわけです。主に陸軍官僚、内務官僚、そして文部官僚***。みんなよってたかって日本をほぼ全滅状態にしたわけです。太平洋戦争しでかしたのは陸海軍だけじゃなくって、この官僚どもなのですよ。
戦後7○年、またまたこの官僚が日本をダメにしているのです。江戸時代は失敗したら切腹。戦前は予備役に回されたのです。今の官僚どもはただただ、逃げるだけなのです。"記憶にありません。"とか、わけわからない事言っても許されるのです。その後は天下りして優雅な生活してるわけです。
失われた30年、官僚の政策ミスのオンパレードです。
日本はまた滅ぶのでしょうか?日本人は官僚機構が国家を経営していることに無自覚だ。本来、国民国家は「官」と「公」によって成り立っている。「公」は国民が担うはずだが、「官」に収奪されてしまっている。堺屋さんは官僚機構というものをよく知っていた。「官」の殻を喰い破って現れた人だから、何をやればよいかよくわかっていた。最近までいっしょに大阪府市特別顧問をやってきた。大阪から「公」を構築できないかと。