住友商事、全社員6万人から“イントレプレナー”を発掘せよ
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良いアイディアと実行力のある「イントレプレナー」が一山当てて数億円~数十億円がもらえるのなら社内起業の意味がありますけれども、一山当ててもボーナスで数百万円とか出世で報いる(←20-30年かけて数億円を回収する)とかなら、割の合わない取引だと思います。
スポンサーがエンジェル and/or VCなのか商社なのかだけの違いだけで、起業家が適切なリターンを得られない構造は同じです。
↓こちら慎さんのnoteとそのPickを読んだ方が良いです。
https://newspicks.com/news/1456276?ref=searchイントレプレナーを活性化させ、さらに母体企業の閉塞感の打破、企業価値向上につなげられるかは、母体企業の価値観の大胆な転換を図れるかどうかにかかっています。
いままでの総合商社は、海外MBAへ行って刺激を受けて帰ってきた社員が現地のアントレプレナー的なカルチャーに刺激を受け、もうどうにもこうにも止められない衝動に駆られ、そのまま退社→起業となり、社員が母体企業と断絶していました。
イントレプレナーの運用は、他の大企業でも似たような取り組みが見られますが、「母体企業の売上にすぐ貢献してくれなきゃダメよ」といったスケベ心が先行して、せっかくの芽を摘んでしまうケースも少なくありません。
また、子会社より親会社の方がエラい、子会社の経営トップの報酬が親会社を超えるのはいかがなものか、といった古い価値観がイントレプレナーの邪魔をしてしまうこともしばしば。
そんな失態を避けるために、母体企業の経営トップの四の五の言わせない強烈なコミットメントが必要です。
また、イントレプレナーが独立して母体企業を離れていったとしても「しかたないよね」と受け止めてあげる寛容さも必要です。社内ビジコンの目的は大きく二つに分けられると思ってまして
社員教育、モチベーション向上施策なのか
本気で新規事業の立ち上げを目指すのか
このどちらかで方法論は全く変わってくると思います。始める前にこのどちらかはっきりさせることをオススメします。よくある「まずは前者で、できれば後者も」ではなかなか成果が上がらない気がしています。