新着Pick
1201Picks
シェアする
Pick に失敗しました

人気 Picker
「デザイン思考」と聞くと、なんとなく「ポストイットをたくさん貼って、ハイタッチ」で終わってしまいがちなイメージを持っていました。デザイン思考を広めた会社IDEOの田仲さんに、どういう風に進めればよいのか改めて解説してもらいました。陥りがちなミスも含めて、丁寧に教えてもらっています。
デザイン思考はツールであり、組織の文化や人が変わってこそツールを活用できるという、不都合な真実を指摘してくれている。

=引用
日本企業が陥る「3つのミス」

① 日本企業は「絞り込む」ことは得意なのですが、「選択肢を増やす」のは苦手なようです。本来、インスピレーションを集める段階というのは、可能性を広げることが目的です。

② アイディア出しでのつまずきポイントは、ブレーンストーミングの段階でブレーキをかけてしまうということです。これを克服するには、発言しやすい雰囲気作りが欠かせません。ただ、これは企業風土が大きく影響するので、一人の力ではなかなか変わりません。

③ アイディアを具現化する段階においては、試作品に完成度を求めてしまうがゆえに、結局何も作れなくなるパターンに陥ることがあります。

=追記=
デザイン思考を無料で学ぶには、こちらがおススメ
https://designthinking.eireneuniversity.org/index.php?l_map
デザイン思考は色々色々誤解されてると感じることが多いと感じていますが、

「よく勘違いされるのが、「デザイン思考は直線的に進むプロセスだ」ということです。つまり、「ステップ1を済ませないと、2に進んではいけない」「3まで進んだら、1へ戻ってはいけない」とかたくなに思い込まれているのです。」

これ、マーケティング戦略立案でもよく誤解されているところ。マーケティングもデザイン思考も常に存在し、行っているべき営みであり、始まりも終わりもないもの。もちろん秩序はありますが、行ったり来たりで常に手直しされているべきもの。
だから、始めと終わりと方向性の意識が強く持たれるプロセスという言葉で言われるとホント語弊あるよな…と思うのが本音です。
歴史的経緯で「プロセス」と言われているようなのでそれはそのこととしてお伝えはしますけれど、ね。
デザイン思考は公式じゃない!

型にはめようとするから、本来の目的からずれてしまう。プロセスに縛られ、デザイン思考はこうしなければならないという、固定観念がすでに本末転倒。

考え方をわかりやすく整理したものが、デザイン思考。観察、共感、拡散、収束、具現化、そしてプロセスなど、少し頭が柔らかい人は普通にやっていることです。

大事なのは、教科書で勉強するように、マニュアル通りにやることではなく、結果を出すこと。デザイン思考はツールの1つですよ。
結局、どんな思考法やフレームワークを使おうが、「その都度自分の頭でよく考えて、やり方そのものをよりよくしようとし続けよう」ってことに尽きると思う。方法論を探すとき、ついつい「これでもう考えなくて済むね!」と思えるものを探しがちで、そうするとうまくいかないときにその方法論のせいにしておしまい、になる。方法論、思考法はすべからく「もう考えなくていい」ためにあるんじゃなくて「よりよく考えるため」にあると考えるのが、一番デザイナーっぽいかと。
日本の大企業がうまく前に進めない理由には記事でいうところの「我々が解くべき課題はこれだ」を見失っているということがあると思います。なぜ今あるポテトチップスを変えないといけないのかの定義ができないのです。

漠然と「変えなきゃ」と悟りつつも、なぜ変える必要があるのかがきちんと整理されていないので、その後のツールボックスを使っても本筋を捉えた結果に行き着かないケースが良くあります。「売上を上げたい」という理由は勿論大事なのですが、経験則でいうと、「売上を上げる」ということをゴールに設定すると上手くいかず、これはあくまでゴールの先にある結果に位置づけた方が良さそうです。なので、記事で紹介されている通り、「新商品はどんなポテトチップスにすべきか」ではなくて「人々の食文化を豊かにする存在としてポテトチップスがあってほしい」に焦点を当てて考えるのが妥当なのだと思っています。
改めてデザインシンキングを学んでみると、テクニックとして取り入れることの危うさを感じますね。

しっかりとその本質を見てみると、問題分析力とか仮設検証力が大事であるとわかる。テクニックを入れたら、いい商品がつくれるというのはやっぱり短絡的なんだなあ、と。
デザイン思考の誤解というのはあるのかもしれないけど、もっと多くの誤解はどんな商品でも課題解決から入るべきだと思われていない事だと思います。

例にもあるポテトチップスが売れないという課題をどこまで深く掘り下げられるか、掘り下げるために今までのプロセスでは当たり前の部分しか見えないので、どうやったら深く見えるのか、そこにデザイン思考は役に立ちます。

課題がないとデザイン思考を発動すらできないので使う場所を気づけない人が多いんだと思います。

これを読む方は「自分の持つ課題はどうやったらデザイン思考で解けるのか」と思って読むとわかりやすいと思います。
先ほどの例なら、「新商品はどんなポテトチップスにすべきか」という問いを立てがちです。しかし、本当に挑むべき課題はそれでいいのでしょうか。
その根底に、例えば「人々の食文化を豊かにする存在としてポテトチップスがあってほしい」という思いがあるのなら、そこに焦点を当てるべきです。食文化を豊かにするためなら、そもそもポテトチップスにこだわる必要があるのか、と。
商品カテゴリーや、既存の技術ありきではなく、自分たちはどのような価値を届けたいと思っているのか。そこを突き詰めることで、解くべき課題が見えてきます。
ただ、ここで注意しておきたいのは、課題設定はこの時点で確定させる必要はないということです。後で修正しても構いません。なぜなら、次のステップ「インスピレーションを集める」で、解くべき課題がかえって明確になることもあるからです。
日本企業は、③と⑤が苦手。どちらも失敗の許容が軽視されている事に起因しそうな気がします。

(抜粋)
デザイナーの日常的な行動の中で、ビジネスの問題解決に役立つもの
①観察 : 人の行動を見る
②共感 : 行動の背景にある理由を突き止める
③アイデアの拡散 : 制限なく可能性を探る
④アイデアの収束 : 大切なものに絞り込む
⑤具現化 : すぐ形にして改善する
この連載について
ビジネスの世界でデザインの重要性が叫ばれている。しかしその一方で、言葉だけが一人歩きし、誤解されながらビジネスシーンで使われることも少なくはない。 一体「デザイン」とは何者か。NewsPicksが解き明かす。