伊藤忠のTOB「敵対的」に デサント、阻止難しく
日本経済新聞
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「敵対的買収」というのは、経営陣がその買収に反対している買収のこと。善悪とは無関係。
従業員や取引先などの利害関係者がどう思っているかが知りたいところです。
いずれにせよ、一般に、「敵対的買収」という悪のイメージの言葉はもう使わない方がいいと思います。
本件はともかく、経営陣が反対しても、従業員その他の利害関係者が賛成するTOBは、日本で沢山起こるべきだと思います。【誰のためのTOBかを真摯に考えれば、本来なら「敵対的」という言葉は存在しない】
昨夜「NHKニュースウォッチ9」にインタビュー出演いたしました。
結局自分がオンエアは見られなかったのですが、本来お伝えしたかったのは、「誰のためのTOBか」と言うイシューを常に押さえ続けることが大事です。
会社と言うのは、ステークホルダーのもの、社会の公器など、いろいろと言われるのですが、資本市場から見れば、「会社は株主のもの」であるのは間違いありません。
伊藤忠の経営陣、デサントの経営陣のどちらの立場を支持するのかは、株主価値が最大化するのは、どちらの主張かと言うことです。
一方で、伊藤忠が「実弾」を撃ち込んで来た以上、既に「べき論」の時期は終わっており、デサントは恨み辛みや理想論を言うのではなく、「実利として」株主にメリットのある対抗策を講じること必要があります。
デサントは自分たちの主張の方が、本当に、株主のためになると思うのなら、「具体的な株主メリット」を提示して、合法的なケンカを受けて立てば良い。