総合商社。繊維や食品といった非資源部門に強み。傘下にファミリーマートやプリマハムなどの有力企業を持つ。中国・アジアでの強固なビジネス基盤確立を推進しており、CITIC・CPグループと資本・業務提携も。
時価総額
10.2 兆円
業績
コーポレートブランドである「デサント」をはじめ、スポーツウェアを中心とした関連商品の製造、販売を行う。日本と韓国が主要地域、中国へも進出。
時価総額
2,615 億円
業績
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具体的に例を挙げれば、わずか8%の株式を取得した伊藤忠に今後の商流が集約されるのでは、デサントの収益にも、ひいてはデサントの60%を引き続き持つことになる少数(一般)株主の利益をも害する可能性が高い。本来デサントは、企業価値を最大化するために、伊藤忠を含むすべての商流の中で都度、最善のものを選択すべきだからだ。
また、経営陣の交代要求と言うが、デサントはここ数年好調な収益を上げており、株価も数倍になっている。一般株主から見て、現経営陣を交代させるに足る合理的な理由は無いと言うべきだ。
もしも伊藤忠がデサントを支配したいなら、100%子会社にしてデサントを上場廃止するのが筋である。そうすればすべての株主は株を売る機会を与えられるし、親子上場の弊害もなくなる。よって、今回の中途半端なTOBには到底賛成しかねる。
なお、昨日の別記事で「敵対的」という言葉に過剰とも思える否定的な意見があるが、法律的な用語において、"hostile(敵対的)"とか、"悪意者"とか、一般人から見れば一見違和感がある言葉が用いられるが、いずれも、「経営陣の合意がない」とか「内部情報を持っている」といったことを示す法律的・技術的な常用句であって、そこに何らかのネガティブな要素があるわけでもなく、殊更問題にする必要はないと僕は思う。
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デサントが対抗するには、ホワイトナイト(白馬の騎士)を見つけて、対抗TOBを実施してもらうか、伊藤忠よりも高い価格で株式を買い取る方法などがあるが、スポンサー探しや資金調達は難しいとみられる。