9割以上の高校が「アクティブラーニング型授業」を導入との調査結果
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実際にアクティブラーニング型授業を受けている高校生として言わせてもらうならば、もっとも課題なのは生徒間の意識の差だと感じます。
従来の授業形式では、授業に興味のない生徒がそうでない生徒に与える影響は小さいものですが、アクティブラーニングではそうなりません。例えば、4人グループで話し合う授業があったとします。4人のうち1人が授業に興味がなく協力的でなかった場合、他の3人の活動がかなり阻害されてしまいます。
教員の準備などもそうですが、生徒がどう受け取り学ぶのか、という本来の視点も忘れてはなりません。アクティブラーニングは、生徒の活動が増える分、教師の負担が軽減されるように思われるかもしれないけど、実は従来の1,5倍の準備が必要になる。
知識を伝える方が教師としてはよっぽど楽。
生徒にある程度の自由を与えつつも、最終的には目的地に着地させるには教員のスキルももちろんだけど、プリントとかの準備は必須。アメリカで発展したアクティブラーニング。実践するためには、自己研鑽から教材作り、授業準備までかなりの労力と時間が必要だ。
教員の働き方改革もままならない日本でこの授業形態が発展し、定着するとはとても思えない。
加えて、人は教えられてきた様に人に教える。アクティブラーニングで教育を受けたことがない人がそのアプローチを有効に使うには、その教授法で一定期間実際に教えられ、学び直す必要がある。理論だけ学んでも実践では使えない。
ゆとり教育の失敗から一体何を学んだんだろうか。