JDIに買収提案の中台連合が取締役過半数派遣で狙う「実効支配」
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内外に危機的状況を発信し続けるのってしんどいけど、XRの見込みを信じ過ぎてしまったのが痛い。XR需要に楽観的だったためにリソースの配分を誤ったとも言える。白山の稼働をりんご向けに確保するということは他所のメーカー向けの注文を諦めるということでもあった。貧すれば鈍ず。
XRの見通しを甘く見ていたのはAppleも同様だろうからどうすれば避けられたか?と言えばApple向けはある程度は確保しつつ全力投資ではなく、低めの投資に抑え、他向けのことだったのだろうけど…あとはやはり全力で投資してくれるところを探し続けるべきだった。
これも後出しならなんとでも言える。
ここまでアッサリと追い詰められてしまう舵取りの難しさがディスプレイメーカーにはある。数ヶ月うまくいかないとあっという間にジリ貧になってしまう可能性があるダイナミクスがディスプレイ産業の恐ろしさでもある。自ら殊更に日本を強調したり、ジャパンとか言ってみたりする取り組みは、ことビジネスに関しては大抵うまくいかないですね。「日本企業の強みは日本企業であることです」みたいなトートロジーに陥っているからでしょうか。
自分が日本企業の海外展開支援をする際も、強みを語る時に「日本」という言葉を使わずに表現することを強く薦めています。シャープへの出資などで経営者が時間を浪費したことがやはり惜しい。LTPSのファウンダリーとしてJDIが出発しなかった、その最初のボタンの掛け違いを修整する機会を失ったからだ。