売上高2兆円?急成長を戒める村田製作所社長
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村田製作所の勝ちパターンは、大きな部品を小型化する事で、付加価値と生産性を共に高めて、市場獲得と利益率向上を両立する事。車載MLCCはスマホより大容量が要求される為サイズが大きい。単純に言えば同じ面積のシートから作れるMLCCの個数が少ない。これは車載向けMLCCはスマホ向けより生産性が低い事を意味する。車載メーカーへの小型化推奨は、生産性が上がる事で顧客への供給能力向上もあるが、供給側の利益確保の側面もあるはず。そもそも供給能力不足が顕在化すれば、MLCCから電解コンやフィルムコンへ移行する可能性もあるわけで、それだけは避けたいところだろう。
車載MLCCのサイズについての言及が印象的。電子機器でも小型化の歴史があった。また電装化が進むなかでは、電子機器に比べてスペースがあるとはいえ、実装個数も増えていくだろうから、実装密度という点でも小型化は重要なのではないだろうか。
もちろん小型化しながら特性要求を満たしていくことは簡単ではないのだが…そうですね。とくに電子部品・素材関係の企業は急成長に伴って経営陣が舞い上がり、大規模な設備投資をした結果、需要の変動で経営がおかしくなってしまうところも多かったりします。動向を慎重に見極めながら手を打っていくのが得策かと思います。