イスラエルのデジタル印刷技術、ファッション業界の水質汚染削減へ

コメント

注目のコメント

• 森 真琴

  合同会社森林堂 代表・キモノデザイナー

  ・2019年02月05日

  「世界の温室効果ガス排出量の約8％を占めるファッション業界にとって、そうした環境保護の努力は重要だという。また、工業用水による環境汚染の20％はファッション業界の責任」
  
  インクジェットを用いたデジタル染色システムによって、0になるわけで訳ではないが、温室効果ガスや廃水を減らすことはできる。
  
  インクジェットテキスタイルプリンターは日本では10年ほど前から普及はしてきているが、まだ既存の染色技術に取って代わる存在ではない。
  近年、大型化とさらなる品質の向上が進み、既存のプリント技術に迫る生産性を確立しつつある。国内のインクジェットテキスタイルプリンターメーカーも大型化の流れに向かっており、本記事における多額の投資が行われているのもそのような技術の進歩が背景にある。
  
  一方で日本の染色工場の多くは中小規模であり、大型機を導入できる企業は日本全国でも少数である。中小機ではインクコストがかかるため、海外諸国から輸入されてくる安価な製品に対抗しうる製品を生産する品質を維持できるかは難しくなりつつある。
  また、日本の染色業は中小企業中心の染色業者は分業制で成り立っており、様々な工程で後継者問題を抱えている。国内消費に頼っている現状において、アパレル小売市場と共に縮小している。日本の染色業界はデジタル印刷技術によって、海外に対抗しうるアップデートができていないのが現状である。
• 沼尻 淑子

  Juniper カラーセラピスト、アクセサリー作家

  ・2019年02月05日

  ＞シンガポールのブラウズウェア（Browzwear）は、イスラエルのラーナナに研究開発（R&D）拠点を置き、アディダスやナイキ、コロンビアスポーツウェアといった顧客企業に対して、デザイン時間を短縮するための3Dソフトを提供している。
  ブラウズウェア商務担当部門プレジデントのリーナ・リムは、衣料品のテストに費やす時間が短縮されるということは「何も洗わないこと、何も捨てないこと、水を無駄遣いしないこと」を意味すると説明する。
• 水谷 和也

  ネット小売業（Z-Craft ）- （株）ロイヤル 事業開発

  ・2019年02月06日

  繊維業界では染色加工にかかる水の排水量は環境汚染にインパクトが大きいと言われていますので、デジタル印刷はいいソリューション。
  染色堅牢度がどうか気になりますね。
  
  それにしても、イスラエルは繊維業界にも強いテクノロジー開発してますね。