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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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Starbucks is one of the most widely recognized restaurant brands in the world, operating more than 38,000 stores across more than 80 countries as of the end of fiscal 2023.
業種
喫茶・カフェ
時価総額
14.7 兆円
業績
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ツイッターでは「なぜ民主党から出ないんだ(民主党から票を奪ってトランプを再選させる気か)」とブーイングの嵐ですが、その背景と勝算を含め、本人が語ったことをお届けします。
数日前に行きつけのカフェ(スターバックスではない)で映写されているCNNで、シュルツが独立系候補として大統領選に出馬する意向であることを知った。このニュースは、(思想・価値観が近い)民主党候補との票の食い合いになる危険性を指摘していた。
実はこれは多数決で政治家を選出する仕組みの欠陥(不完全さ)にあることを、社会科学では指摘している。たとえば、坂井豊貴著『多数決を疑う―社会的選択理論とは何か』で、2000年の米国大統領選を分析している。当初、民主党候補ゴアが共和党候補ブッシュより優勢だったが、泡沫候補ラルフ・ネーダーが途中で立候補し、ネーダーは支持層が重なるゴアの票を喰い、ブッシュが漁夫の利を得て当選した。そのことは、多数決は「票の割れ」にひどく弱いということ。多数決はかならずしも多数派に有利でなく、かといって少数意見をくみ取る方式でもない、とこの本は指摘し、ボルダルールという代替手段を提起している。
と、ここまでは制度論の話だが、シュルツのインタビュー記事を読むと、彼はそうしたことにはまったく興味がなく、自分自身を米国社会のイノベーターと位置付けていると感じた。深刻に分断されてしまった米国は、「第三の道」を必要としている。自分はその道を提示し、先頭を歩む覚悟がある、と。これはとても深いテーマであり、神話上の英雄の旅に匹敵する。シュルツはどこに向かうのか。米国民はどこに向かうのか。
これは日本も含めた多くの政党政治が陥っている状況かもしれません。
ビジネスの世界が会社組織の時代から、ネットを活用した個人に焦点が当たっているように
マスゲームの政治からの脱却は、どの世界でも共通した課題ではないでしょうか
「民主党から出馬すれば、自分の気持ちに嘘をつくことになるでしょう。民主党がここまで左寄りになってしまった今、自分が信じてもいないことを言わされる羽目になるのは目に見えています」
自分の信念を持った男は強いです
いずれにせよ、民主党、共和党ともに、予備選挙が楽しみです。
星の巡り合わせが整わなければ、トランプ再選の絶好の追い風を演出してしまう訳ですが、こんなに早いタイミングで、しかもプロモ絡みと言われると、本当に出馬する気があるのかと疑われても仕方ないでしょう。
もっともな部分は多いですし、かねてから独立系に期待してはきましたが、どうしてこういうセッティングにするのでしょうか。本気ならば、もっと潔くやって欲しいものです。